サウナストーンはホームセンターで買える?販売状況や選び方

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自宅でのサウナタイムを充実させるために、サウナストーンを探しているけれど、「ホームセンターで手軽に買えるの?」と疑問に思っていませんか?テントサウナや自宅サウナの普及に伴い、サウナグッズへの関心は高まっています。サウナの心臓部ともいえるサウナストーンは、熱を蓄え、ロウリュ(熱した石に水をかけて蒸気を発生させること)に不可欠なアイテムです。 しかし、いざ探してみると、どこで手に入るのか、どんな種類を選べば良いのか迷ってしまうことも多いでしょう。

この記事では、サウナストーンがホームセンターで販売されているのか、その実態を詳しく解説します。さらに、サウナストーンの基本的な選び方から、ホームセンターで見つかる代用品、そして専門通販での購入方法まで、あなたのサウナライフをより豊かにするための情報を網羅的にお届けします。この記事を読めば、自分にぴったりのサウナストーンを見つけるための知識が深まるはずです。

サウナストーンはホームセンターで手に入る?

サウナストーンは、サウナストーブの熱を蓄積し、安定的に放出することでサウナ室の温度を一定に保つ重要な役割を担っています。 さらに、熱した石に水をかける「ロウリュ」によって蒸気を発生させ、体感温度を高めるためにも不可欠です。

このサウナ体験の核となるサウナストーンですが、身近なホームセンターで手に入れることはできるのでしょうか。ここでは、ホームセンターでの販売状況や、見つけにくい理由について解説します。

ホームセンターでの販売状況(カインズ、コーナンなど)

結論から言うと、多くのホームセンターでは「サウナ専用」として販売されているサウナストーンを見つけるのは難しいのが現状です。カインズ、コーナン、ビバホームといった大手ホームセンターのオンラインストアを調査しても、常時在庫がある店舗は限られています。

しかし、一部の店舗やオンラインストアでは取り扱いがある場合もあります。例えば、コメリドットコムでは「ホンマ製作所 オリジナルサウナストーン」が販売されていますが、取り寄せに1〜2週間かかる場合があります。

このように、店舗によって取り扱い状況は大きく異なるため、事前に各ホームセンターの公式サイトで在庫を確認したり、直接店舗に問い合わせたりするのが確実です。サウナ関連用品の品揃えが豊富な大型店舗であれば、見つかる可能性が比較的高まるでしょう。

ホームセンターで見つけにくい理由

なぜホームセンターではサウナストーンを見つけにくいのでしょうか。その主な理由は、サウナがまだ一部の愛好家の趣味という側面が強く、一般的な家庭用品に比べて需要が限定的であるためです。

ホームセンターは、DIY用品や園芸用品、日用品など、幅広い層に需要のある商品を大量に仕入れて販売することで価格を抑えています。サウEナストーンのような専門性の高い商品は、需要が少ないため在庫を抱えるリスクが高く、多くの店舗で常時取り扱うのが難しいのです。

また、サウナストーンはただの石ではなく、高温に耐え、急激な温度変化で割れないといった特殊な条件を満たす必要があります。 安全性に関わる商品であるため、ホームセンター側も仕入れには慎重になる傾向があると考えられます。

取り扱いがある場合の種類と価格帯

もしホームセンターでサウナストーンの取り扱いがあった場合、どのような種類が考えられるのでしょうか。一般的に、火成岩系の天然石や、セラミック製の人工石などが販売されている可能性があります。

価格帯は、石の種類や量によって大きく異なりますが、一例としてコメリで販売されている国産サウナストーンは10kgで24,000円(税込)です。
一方で、後述する「代用品」として使える石は、より安価で手に入ることが多いです。例えば、ガーデニング用の溶岩石や大磯玉石などは、数キログラムあたり数百円から数千円程度で販売されています。 ただし、これらはあくまで代用品であり、サウナ専用品ではないため使用には注意が必要です。

サウナストーンの基本的な選び方

サウナストーンを選ぶことは、快適で安全なサウナ体験のために非常に重要です。 見た目が似ていても、石の種類によって蓄熱性や耐久性、ロウリュの際の蒸気の質まで変わってきます。ここでは、サウナストーンを選ぶ上で知っておきたい基本的なポイントを解説します。

サウナストーンの種類と特徴(天然石・人工石)

サウナストーンは、大きく「天然石」「人工石」の2種類に分けられます。 それぞれに異なる特徴があるため、自分の好みやサウナのスタイルに合わせて選びましょう。

種類 主な石材 特徴 メリット デメリット
天然石 香花石(火成岩)、かんらん岩、花崗岩、溶岩石など マグマが冷えて固まった火成岩が主流。自然な風合いが魅力。 高い蓄熱性と耐久性を持つ。ロウリュで柔らかな蒸気が発生しやすい。 品質にばらつきがある場合がある。価格が比較的高め。
人工石 セラミックストーン(ケルケスなど) サウナ用に開発されたセラミック製の石。 品質が安定しており、耐久性が非常に高い。形状が均一で積みやすい。 遠赤外線効果が期待できるものもある。 天然石に比べると風合いが人工的。割れた際に破片が飛び散る可能性も。

本格的なサウナ体験を求めるなら天然石が、メンテナンスの手間を減らして長く使いたいなら人工石がおすすめです。

サイズや形の選び方

サウナストーンのサイズや形は、サウナストーブの性能を最大限に引き出すために重要な要素です。ストーブのサイズや熱源の種類に合わせて選びましょう。

  • サイズの選び方
    • 大きな石: 熱を長く保持する力(蓄熱性)に優れています。ストーブの下層に置くことで、全体の温度を安定させる土台となります。
    • 小さな石: 熱しやすく冷めやすいですが、表面積が大きいためロウリュの際に効率よく蒸気を発生させます。ストーブの上層に積むのに適しています。
    • 一般的には、大小の石を混ぜて使うのが理想的です。 大きな石を下に、小さな石を上に積むことで、空気の流れが良くなり、熱が効率的に循環します。
  • 形の選び方
    • 丸い石: 石同士の間に隙間ができやすく、空気の通り道が確保しやすいのが特徴です。熱が均一に伝わりやすくなります。
    • 角張った石: 密度高く積むことができますが、空気の流れを妨げないように隙間を意識して積む必要があります。

安全性のチェックポイント(耐熱性・耐久性)

サウナストーン選びで最も重要なのが安全性です。サウナストーブで高温に熱せられ、ロウリュで急激に冷やされるという過酷な環境に耐えうる石でなければなりません。

絶対に避けるべき石
特に、川原に落ちている石(堆積岩)は、内部に水分や空洞を含んでいる可能性があり、加熱されると水蒸気爆発を起こして破裂する危険性があります。 安全のため、素性のわからない石を使うのは絶対にやめましょう。

購入時には以下の点を確認してください。

  • 耐熱性: 高温に耐え、急激な温度変化でも割れたり爆ぜたりしない素材であること。
  • 耐久性: 長期間の使用に耐え、ボロボロと崩れにくいこと。
  • 有害物質の有無: 加熱した際に、人体に有害なガスなどを発生させないこと。

信頼できるサウナ専門のメーカーや販売店から購入することが、安全なサウナストーンを手に入れる一番の近道です。

ホームセンターで探すサウナストーンの代用品

サウナ専用ストーンがホームセンターで見つからない場合でも、代用品として利用できる石が販売されていることがあります。ただし、これらはあくまで「代用」であり、サウナ専用に作られたものではないため、メリットとデメリットをよく理解した上で、自己責任で使用する必要があります。

代用品として人気の溶岩石とは?

ホームセンターで比較的手に入りやすい代用品として「溶岩石」が挙げられます。 溶岩石は、主にガーデニングコーナーやアクアリウムコーナー、バーベキュー用品コーナーなどで販売されています。

溶岩石は、その名の通りマグマが冷え固まってできた多孔質(表面に無数の小さな穴が開いている)の石です。 この構造がサウナストーンとしての役割に適している点があります。

溶岩石を代用するメリット・デメリット

溶岩石をサウナストーンとして代用することには、良い点と注意すべき点があります。

メリット

  • 入手しやすさと価格: ホームセンターで手軽に、かつ比較的安価に購入できるのが最大のメリットです。
  • ロウリュとの相性: 多孔質な構造のため、水をかけると瞬時に蒸発しやすく、気持ちの良い蒸気を発生させやすいとされています。 アロマオイルを染み込ませて香りを楽しむ使い方にも向いています。
  • 優れた蓄熱性・耐熱性: 火山活動によって生まれた石なので、蓄熱性や耐熱性にも優れています。

デメリット

  • 耐久性の低さ: サウナ専用に加工された石に比べると、耐久性は劣ります。 高温と急冷を繰り返すことで劣化しやすく、崩れて粉状になることがあります。
  • 品質のばらつき: ガーデニング用などとして販売されているため、大きさや形が不揃いで、サウナに適さない尖った形状のものも含まれている場合があります。
  • 定期的な交換が必要: 劣化が早いため、サウナ専用ストーンよりも短いスパンでの交換が必要になります。 一般的には半年から1年が交換の目安とされていますが、使用頻度によってはさらに早まる可能性があります。

その他の代用石と注意点

溶岩石以外にも、ホームセンターで代用品として考えられる石があります。しかし、どの石を選ぶにしても、安全性が最優先であることを忘れないでください。

  • ピンコロ石(御影石):
    御影石(花崗岩)でできた四角い石材で、エクステリア用として販売されています。花崗岩は火成岩の一種で、熱に強く密度も高いため、サウナストーンの条件を満たしており代用が可能です。 溶岩石に比べると劣化しにくいとされています。
  • 大磯玉石:
    園芸用や敷石として販売されている丸みのある天然の川石です。比較的熱に強いとされていますが、もともとは川石であるため、内部の状態が不明なものも多く、破裂のリスクはゼロではありません。 使用する際は、十分に洗浄・乾燥させ、少しずつ加熱して様子を見ながら使うなど、細心の注意が必要です。

【重要】代用品使用時の共通の注意点

  • 使用前に必ず洗浄・乾燥させる: 汚れや不純物が付着しているため、たわしなどでよく洗い、完全に乾燥させてから使用してください。
  • 定期的な状態確認: 使用後はひび割れや欠けがないか必ずチェックしましょう。少しでも異常が見られたら、その石は交換してください。
  • あくまで自己責任で: 代用品の使用は、メーカーが想定した使い方ではありません。万が一、事故やストーブの故障につながっても保証されないことを理解した上で使用してください。

ホームセンター以外でのサウナストーン購入方法

ホームセンターで理想のサウナストーンが見つからない場合や、より専門的な商品を求める場合は、他の購入方法を検討するのがおすすめです。ここでは、サウナ専門店やネット通販での購入について、それぞれのメリットや注意点を解説します。

サウナ専門店での購入

もしお住まいの地域にサウナ用品の専門店があれば、そこでの購入が最も安心できる選択肢の一つです。

専門店の最大のメリットは、専門知識豊富なスタッフに直接相談できることです。自宅のサウナストーブの種類やサイズ、どのようなサウナ体験をしたいか(ドライが好きか、ロウリュを重視するかなど)を伝えることで、最適なサウナストーンを提案してもらえます。実際に商品を見て、触って選べるのも大きな利点です。品質が保証された信頼性の高い製品を扱っているため、安全性においても非常に安心できます。

ネット通販(Amazon、楽天市場など)のメリット

Amazonや楽天市場などの大手オンラインショップは、サウナストーンを探す上で非常に便利な選択肢です。

ネット通販のメリットは、なんといってもその豊富な品揃えにあります。国内外のさまざまなメーカーのサウナストーンが販売されており、天然石から人工石、珍しい種類の石まで、幅広い選択肢の中から比較検討できます。 また、実際に商品を使用したユーザーのレビューを参考にできるため、使用感や耐久性など、リアルな情報を得られるのも魅力です。自宅にいながら手軽に注文でき、重い石を運ぶ手間が省ける点も大きなメリットと言えるでしょう。

ネット通販で購入する際の注意点

手軽で便利なネット通販ですが、購入する際にはいくつか注意すべき点があります。

まず、商品の情報をよく確認することが重要です。石の種類、サイズ、重さ、そして対応するストーブの種類などを詳細にチェックしましょう。特に、安価すぎる商品には注意が必要です。サウナ用ではない、ただの石が販売されている可能性もゼロではありません。

また、信頼できる販売者から購入することを心がけてください。メーカーの公式サイトや、サウナ用品を専門に扱っているショップの評価を確認すると良いでしょう。 写真だけでは石の質感や正確な大きさが分かりにくいこともあるため、レビューを参考にしつつ、不明な点があれば販売者に問い合わせるなど、慎重に選ぶことが失敗しないためのポイントです。

サウナストーンの正しい使い方とメンテナンス

お気に入りのサウナストーンを手に入れたら、その性能を最大限に引き出し、長く安全に使うために正しい知識を身につけることが大切です。ここでは、基本的な使い方から日頃のお手入れまでを解説します。

サウナストーンの積み方とポイント

サウナストーンの積み方は、サウナ室の温まり方やロウリュの効果に大きく影響します。以下のポイントを意識して積んでみましょう。

  1. 洗浄してから積む: 新品のサウナストーンには、採掘や輸送の際についた細かな石の粉や汚れが付着しています。 使用前に一度水でよく洗い、完全に乾かしてから積み始めましょう。
  2. 大きな石を下に、小さな石を上に: ストーブの熱源に近い下部には、熱をしっかり蓄える大きな石を置きます。上部には、熱伝導が早くロウリュの蒸気を発生させやすい小さな石を配置するのが基本です。
  3. 隙間を意識して空気が通るように: 石をぎゅうぎゅうに詰め込むと、熱風の通り道がなくなり、熱がうまく循環しません。 石と石の間に適度な隙間ができるように積むことで、ストーブの熱が効率よくサウナ室全体に行き渡ります。

正しいロウリュのやり方

ロウリュはサウナの醍醐味ですが、やり方を間違えるとストーンやストーブを傷める原因になります。安全に楽しむためのコツをご紹介します。

  • ストーンを十分に熱する: ロウリュは、サウナストーンが十分に加熱されてから行いましょう。 温度が低い状態で水をかけると、蒸発しきれなかった水がストーブにかかり、故障の原因になることがあります。 一般的にストーンの温度が80〜100℃以上になるのが目安です。
  • 少しずつ、数回に分けてかける: 一度に大量の水をかけるのはNGです。 柄杓(ひしゃく)を使い、少量ずつゆっくりとストーンにかけるのが基本です。 これにより、ストーンの急激な温度変化を防ぎ、寿命を延ばすことにつながります。
  • 火傷に注意する: ロウリュで発生する蒸気は非常に高温です。水をかける際は、必ず木製の柄杓などを使用し、蒸気から顔や体を離して火傷しないように十分注意してください。

定期的なメンテナンスと交換時期

サウナストーンは消耗品です。使用を続けるうちに、熱による膨張と冷却の繰り返しで劣化していきます。

  • 定期的な清掃: 定期的にストーンをストーブから取り出し、表面の汚れや崩れた石の粉などを洗い流しましょう。 これにより、清潔な状態を保ち、ロウリュの際の蒸気の質を維持できます。
  • 交換時期のサイン:
    • 石にひび割れや欠けが見られる
    • 石がもろくなり、触ると崩れる
    • 以前よりサウナ室が温まりにくくなった
    • ロウリュをしても蒸気の発生が悪くなった

これらのサインが見られたら、交換の時期です。使用頻度にもよりますが、一般的には半年から1年に一度の交換が推奨されています。 定期的に状態をチェックし、安全で快適なサウナ環境を維持しましょう。

まとめ:自分に合ったサウナストーンをホームセンターや通販で見つけよう

この記事では、「サウナストーンをホームセンターで探している」という方に向けて、販売状況から選び方、代用品、そして正しい使い方まで幅広く解説しました。

サウナ専用ストーンをホームセンターで見つけるのは簡単ではありませんが、溶岩石やピンコロ石といった代用品が手に入る可能性はあります。しかし、代用品の使用は安全性などを十分に理解した上で、自己責任で行うことが重要です。

より確実に、そして安全にサウナストーンを手に入れるなら、品揃えが豊富なネット通販や、専門知識のあるスタッフに相談できるサウナ専門店の利用がおすすめです。

サウナストーンは、石の種類や大きさ、積み方ひとつでサウナ体験の質を大きく左右する奥深いアイテムです。 この記事で紹介したポイントを参考に、ご自身のサウナスタイルにぴったりのストーンを見つけて、最高の「ととのい」時間を楽しんでください。

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