お菓子作りのデコレーションに欠かせないチョコペン。特にソフトタイプは、文字や絵が描きやすくて便利ですよね。しかし、「いざ固めようとしても、なかなか固まらない…」「ベタベタしてしまって綺麗に仕上がらない」なんて経験はありませんか?ソフトタイプのチョコペンは、その名の通り柔らかさを保つように作られているため、通常のチョコペンのように簡単には固まりにくい性質があります。
この記事では、チョコペンのソフトタイプを上手に固める方法を、基本的なテクニックから裏技まで詳しくご紹介します。固まらない原因や、パリッと仕上げるためのコツ、さらには失敗してしまった時のリカバリー方法まで、あなたのデコレーションを成功に導くための情報が満載です。
チョコペン ソフトタイプを上手に固める方法

ソフトタイプのチョコペンは、速乾タイプと違って冷えても固まりにくい特性を持っています。 しかし、いくつかのポイントを押さえることで、デコレーションを美しい状態でキープすることが可能です。ここでは、基本的な固め方から、それぞれの方法のメリット・デメリットまで詳しく解説します。
基本はやっぱり冷蔵庫!正しい冷やし方
ソフトタイプのチョコペンを固める最も基本的な方法は、冷蔵庫で冷やすことです。 描いたデコレーションを冷蔵庫に入れることで、チョコレートの温度が下がり、一時的に硬化させることができます。
1. デコレーションを施したお菓子を、お皿やトレーに乗せます。
2. ラップをかけるか、蓋付きの容器に入れて、冷蔵庫に入れます。
3. 15分~30分程度冷やし、表面が固まったことを確認します。 しっかり固めたい場合は、30分以上置くとより安心です。
冷蔵庫で冷やす際の注意点として、長時間冷やしすぎないことが挙げられます。 長時間冷蔵庫に入れておくと、チョコレートの表面が白くなる「ブルーム現象」が起きる可能性があります。 また、冷蔵庫内の他の食品の匂いが移らないように、必ずラップや蓋をすることも大切です。 この方法は、食べる直前に仕上げる場合や、短時間だけ形を保ちたい場合に特に有効です。ただし、常温に戻ると再び柔らかくなってしまうため、持ち運びや長時間の常温保存には向きません。
急いでいる時に!冷凍庫で急速に固めるコツ
「時間がない!」「すぐに固めたい!」という時には、冷凍庫を活用するのがおすすめです。冷凍庫は冷蔵庫よりも低温なため、より短時間でチョコペンを固めることができます。
冷凍庫を使う場合、固まるまでの時間の目安は5分~10分程度です。 ただし、この方法には注意が必要です。冷凍庫から取り出した際に、急激な温度変化によってデコレーションの表面に水滴がつく「結露」が発生しやすくなります。 この結露が原因で、せっかくのデコレーションがにじんだり、見た目が損なわれたりすることがあります。
結露を防ぐためには、冷凍庫から出した後、すぐに常温の場所に置くのではなく、まずは冷蔵庫に移して少しずつ温度に慣らすといった工夫が有効です。急速に固められるというメリットは大きいですが、結露のリスクを理解した上で、状況に応じて使い分けることが大切です。特に、プレゼント用のラッピングをするお菓子には、結露によってラッピング材が濡れてしまう可能性もあるため、慎重に行いましょう。
常温で固めるのは難しい?その理由と注意点
結論から言うと、ソフトタイプのチョコペンを常温でパリッと固めることは非常に難しいです。ソフトタイプのチョコペンは、そもそも冷えても固まらないように作られているためです。 そのまま使える手軽さや、パンケーキやアイスクリームといった温かいものや冷たいものにも使いやすいように、柔らかい状態を保つ性質を持っています。
速乾タイプのチョコペンは、主成分であるカカオバターの性質により、常温でもある程度の時間で固まります。 一方で、ソフトタイプの多くは植物油脂などが多く含まれており、これが固まりにくい理由の一つとなっています。 そのため、室温や湿度が高い夏場などは特に、常温で放置してもベタベタした状態が続いてしまいます。
もし、常温で固まることを期待してソフトタイプを使ってしまった場合は、デコレーションをやり直すのが最も確実な方法です。スプーンやヘラなどで丁寧に取り除き、速乾性のチョコペンで描き直すことを検討しましょう。 ソフトタイプの特性を理解し、「常温では固まらないもの」と認識しておくことが、失敗を防ぐための第一歩と言えるでしょう。
チョコペンの種類と固まりやすさの関係
チョコペンには大きく分けて「速乾タイプ」と「ソフトタイプ」の2種類があり、これが固まりやすさを左右する最も大きな要因です。
| 種類 | 特徴 | メリット | デメリット | 向いている用途 |
|---|---|---|---|---|
| 速乾タイプ | 湯煎で温めて使用。冷えるとすぐに固まる。 | 固まるのが速く、形が崩れにくい。 細かいデザインも綺麗に仕上がる。 ラッピングしても安心。 | 使用前に湯煎する手間がかかる。 作業中に固まってしまうことがある。 | プレゼント用のクッキー、チョコレートプレートへの文字入れ、立体的な飾り作り |
| ソフトタイプ | そのまま使える柔らかい状態。冷えても固まらない。 | 湯煎不要で手軽に使える。 温かいものや冷たいデザートにも使いやすい。 | 固まらないため、形が崩れやすい。 細かいデザインには不向き。 ラッピングには向かない。 | パンケーキやアイスのトッピング、お皿へのソースアート、その場で食べるお菓子のデコレーション |
このように、それぞれのタイプに一長一短があります。もし「パリッと固めたい」のであれば、購入時に速乾タイプを選ぶことが最も重要です。パッケージに「速乾性」や「固まるタイプ」といった記載があるかを確認しましょう。 また、実際に商品を手に取って軽く押してみて、硬ければ速乾タイプ、柔らかければソフトタイプと見分けることもできます。 用途に合わせて適切なタイプのチョコペンを選ぶことが、デコレーション成功の鍵となります。
なぜソフトタイプのチョコペンは固まりにくいのか?

ソフトタイプのチョコペンが固まりにくいのは、単に「そういうものだから」というだけではありません。その背景には、成分や温度、そして使い方といった複数の要因が関係しています。この章では、その理由を科学的な視点も交えながら、わかりやすく掘り下げていきます。
ソフトタイプの成分とその特徴
ソフトタイプのチョコペンが固まりにくい最大の理由は、その原材料にあります。一般的なチョコレートが固まるのは、主成分である「カカオバター」が特定の温度で結晶化する性質を持っているからです。
一方で、ソフトタイプのチョコペンの多くには、カカオバターの代わりに、または加えて「植物油脂」が多く含まれています。 植物油脂は常温で液体のものが多く、カカオバターのように冷えてもシャープに固まる性質が弱いのが特徴です。これにより、チョコペンは常に柔らかく、絞り出しやすい状態を保つことができます。
製品によっては、砂糖や水あめ、乳化剤などが加えられ、より滑らかで分離しにくいテクスチャーに調整されています。これらの成分のバランスが、ソフトタイプ特有の描きやすさと、固まりにくさを両立させているのです。
温度管理が重要な理由
チョコペンの扱いにおいて、温度管理は非常に重要です。 これはソフトタイプでも例外ではありません。ソフトタイプは基本的に湯煎不要ですが、描く対象の温度や室温には注意が必要です。
例えば、焼きたてでまだ温かいクッキーやケーキの上にデコレーションをすると、その熱でチョコペンがさらに溶けてしまい、線がにじんだり、広がったりする原因になります。 デコレーションをする際は、お菓子が完全に冷めてから行うのが基本です。
また、夏場の暑い室内や、暖房が効いた暖かい部屋で作業する場合も注意が必要です。 周囲の温度が高いと、せっかく冷蔵庫で冷やしてもすぐに柔らかくなってしまいます。逆に、冬場の寒い部屋では、ソフトタイプとはいえペン先でチョコが固まり、出にくくなることもあります。
チョコペンを溶かす際の理想的なお湯の温度は45~50℃程度と言われています。 熱すぎるお湯はチョコレートの成分を分離させ、風味が落ちたり、うまく固まらなくなる原因になるため避けましょう。 常に最適な状態で使うためには、こうした細やかな温度への配慮が仕上がりを大きく左右します。
描き方や厚みも影響する
意外と見落としがちなのが、描き方や描いたチョコの厚みです。細い線で描いたデコレーションと、太く厚みを持たせて描いたデコレーションでは、固まりやすさが異なります。
当然ながら、細い線の方が表面積が大きくなるため、冷気が当たりやすく、比較的早く固まります。一方で、べったりと厚く塗った場合は、内部まで冷えるのに時間がかかり、固まるまでの時間も長くなります。
また、立体的なデコレーションをしたい場合、ソフトタイプのチョコペンを盛り上げるように絞り出すと、その重みで形が崩れやすくなります。ソフトタイプは流動性が高いため、細かい模様やエッジの効いたデザインを描くのには元々向いていません。
もしソフトタイプで少しでもシャープな線を描きたい場合は、クッキングシートなどの上で一度線を描き、冷蔵庫や冷凍庫である程度固めてから、お菓子の上に移すという方法もあります。 このように、描き方一つを工夫するだけでも、仕上がりの印象や固まり具合をコントロールすることが可能です。
チョコペンをより速く・よりパリッと固める裏技

ソフトタイプのチョコペンは基本的に固まりにくいものですが、「どうしてもこれを固めて使いたい!」というシーンもあるかもしれません。ここでは、推奨される方法ではありませんが、自己責任で試すことができるいくつかの裏技的なアプローチをご紹介します。ただし、本来の製品の特性を変えることになるため、風味や食感が変わる可能性があることをご理解の上、お試しください。
テンパリング(温度調整)は必要?
チョコレートを扱う上でよく耳にする「テンパリング」という作業。これは、チョコレートの主成分であるカカオバターの結晶を安定させ、ツヤがあり、口溶けの良い状態に仕上げるための温度調整作業です。
では、ソフトタイプのチョコペンにテンパリングは有効なのでしょうか?
答えは、基本的には不要であり、効果も期待できません。なぜなら、前述の通りソフトタイプのチョコペンの多くは、主成分がカカオバターではなく植物油脂だからです。テンパリングはカカオバターの性質を利用した作業であるため、植物油脂が主体のチョコペンで行っても、パリッと固まる効果は得られないのです。
もし、パリッとした食感のデコレーションを求めるのであれば、遠回りなようですが、製菓用のクーベルチュールチョコレートなどを自分で溶かし、テンパリングを行ってコルネ(絞り出し袋)で描くのが最も確実で美しい仕上がりになります。 チョコペンは手軽さが魅力のアイテムなので、求める仕上がりに応じて道具や材料を使い分けるのが賢明です。
砂糖やココアパウダーを混ぜる方法
チョコペンの水分や油分を吸収させて、少しでも硬さを出そうという考え方から、粉糖(溶けやすい砂糖)やココアパウダーを混ぜるという方法が考えられます。
ボウルにソフトタイプのチョコペンの中身を出し、そこに少しずつ粉糖やココアパウダーを加えて混ぜ合わせてみましょう。粉類がチョコの油分を吸うことで、元の状態よりは少し粘度が増し、固まりやすくなる可能性があります。
注意点
- ダマになりやすい: 少量ずつ加え、その都度よく混ぜ合わせないと、ダマになってしまい、絞り出しにくくなったり、食感が悪くなったりします。
- 風味が変わる: 砂糖を加えればより甘く、ココアパウダーを加えればビターな風味になります。元のチョコペンの風味とは変わってしまうことを覚悟しましょう。
- 滑らかさが失われる: 粉類を加えることで、チョコペン本来の滑らかな描き心地は失われがちです。ペン先が詰まりやすくなる可能性もあります。
この方法は、あくまで応急処置的なものと捉え、まずは少量で試してみることをお勧めします。劇的にパリッと固まるわけではなく、あくまで「少し硬さが増す」程度の結果になることが多いでしょう。
油分を調整して固まりやすくする
「油分を調整する」と聞くと、油を減らす方向を考えがちですが、逆の発想で特定の種類の油分を加えることで、固まりやすくするというアプローチもあります。その代表例が「ココナッツオイル」です。
ココナッツオイルは、約20℃~25℃以下で白く固まる性質を持っています。この性質を利用し、ソフトタイプのチョコペンに少量混ぜ込むことで、冷蔵庫で冷やした際に通常よりも固まりやすくなる効果が期待できます。
手順
- 湯煎などで少し温めたココナッツオイル(液体状のもの)を用意します。
- ソフトタイプのチョコペンの中身をボウルに出し、ココナッツオイルを少量ずつ加えてよく混ぜ合わせます。
- コルネなどに入れ直し、デコレーションに使用した後、冷蔵庫で冷やします。
ただし、この方法も万能ではありません。ココナッツオイル特有の風味が加わるため、デコレーションするお菓子との相性を考える必要があります。また、加える量が多すぎると、逆に分離してしまったり、油っぽさが際立ってしまったりする可能性もあるため、注意が必要です。
固まらない!そんな時のレスキュー術
「速乾タイプだと思って買ったらソフトタイプだった…」「どうしてもデコレーションが固まらない!」そんな絶望的な状況に陥ってしまった時のための、レスキュー術をご紹介します。失敗をリカバーする方法や、固まらないチョコを美味しく変身させるアイデアを知っておけば、いざという時も安心です。
どうしても固まらない時の原因と対処法
まず、なぜ固まらないのか原因を再確認しましょう。
- 原因1:ソフトタイプを使っている
- 対処法: これが最も多い原因です。 ソフトタイプは常温では固まりません。 もしラッピングなどが必要で、どうしても固める必要がある場合は、一度デコレーションをスプーンなどで丁寧に取り除き、速乾タイプのチョコペンで描き直すのが最も確実です。 手元に速乾タイプがない場合は、市販の板チョコレートを湯煎で溶かし、コルネや袋の角を切って即席のチョコペンとして使う方法もあります。
- 原因2:デコレーションするお菓子が温かい
- 対処法: 焼きたてのクッキーなど、温かいものの上に描くとチョコが溶けて固まりません。 必ずお菓子を完全に常温まで冷ましてからデコレーションしましょう。もし描いてしまった場合は、一度冷蔵庫で冷やしてみて、それでもダメなら描き直すことを検討してください。
- 原因3:室温が高い・湿度が高い
- 対処法: 夏場や暖房の効いた部屋では、速乾タイプでも固まりにくくなることがあります。 作業する部屋を涼しくしたり、描いた後はすぐに冷蔵庫や涼しい場所に移動させたりする工夫が必要です。扇風機の冷風を当てるのも効果的です。
固まりきらないチョコの活用アイデア
描き直すのが難しい場合や、固まらないチョコが余ってしまった場合は、発想を転換して美味しく活用しましょう。
- チョコソースとして活用する
ソフトタイプのチョコペンは、もともとチョコソースとして使いやすい性質を持っています。- アイスクリームやヨーグルトにかける: 定番ですが、間違いなく美味しい組み合わせです。
- パンケーキやトーストに: 温かい生地の上でとろりと溶けて、絶品のチョコソースになります。
- フルーツディップに: いちごやバナナ、マシュマロなどを用意して、チョコフォンデュ風に楽しむのもおすすめです。
- ドリンクにアレンジする
温かい牛乳に溶かせば、簡単にホットチョコレートが作れます。お好みで砂糖やマシュマロを加えれば、心も体も温まる一杯の完成です。 - お菓子作りの材料にする
マフィンやパウンドケーキの生地に混ぜ込んで、チョコ風味の焼き菓子にするのも良いでしょう。溶けている状態なので、生地にも混ざりやすいというメリットがあります。
失敗したと思っても、捨ててしまうのはもったいないです。美味しいスイーツに変身させて、最後まで楽しんでくださいね。
次回失敗しないためのチェックポイント
今回の失敗を次に活かすために、以下の点をチェックしておきましょう。
[ ] 用途を明確にする (プレゼント用か、自宅用か?)
[ ] パッケージを確認する (「速乾性」「固まるタイプ」の表記はあるか?)
[ ] *ペンを触って硬さを確認する (硬いか?柔らかいか?)
作業時のチェックリスト
- [ ] デコレーションするお菓子は完全に冷めているか?
- [ ] 室温は高すぎないか?
- [ ] 湯煎の温度は適切か? (熱すぎないか?)
これらの点を意識するだけで、チョコペン選びやデコレーションの成功率は格段に上がります。失敗は成功のもと。次のお菓子作りでは、きっと素晴らしいデコレーションが完成するはずです。
チョコペンアートを綺麗に仕上げるためのQ&A

ここでは、チョコペンを使ったデコレーションで多くの人が疑問に思うポイントや、より美しく仕上げるためのコツをQ&A形式で解説します。基本的なことから少し応用的なテクニックまで、知っておくと便利な情報が満載です。
チョコペンを溶かす最適なお湯の温度は?
チョコペン、特に速乾タイプを湯煎で溶かす際の最適なお湯の温度は、45℃〜50℃です。
なぜ熱湯ではダメなのでしょうか?
チョコレートは非常にデリケートな食材で、高すぎる温度は禁物です。60℃以上のお湯に浸けてしまうと、チョコレートの成分(カカオバター、カカオマス、砂糖など)が分離してしまうことがあります。 分離すると、油分が浮き出てザラザラとした食感になったり、風味が損なわれたりするだけでなく、いざ描いた後にブルーム現象(表面が白くなること)が起きやすくなったり、うまく固まらなくなる原因にもなります。
給湯器の設定温度を50℃にするか、沸騰したお湯と同量の水を入れるなどして、適切な温度を保つようにしましょう。焦らず、じっくりと中まで柔らかくなるのを待つのが、美しい仕上がりへの第一歩です。
クッキングシートの上手な使い方
クッキングシートは、チョコペンアートの可能性を広げてくれる便利なアイテムです。直接お菓子に描くのが不安な初心者の方や、複雑なデザインに挑戦したい上級者の方まで、幅広く活用できます。
- 練習台として使う
いきなり本番のお菓子に描く前に、まずはクッキングシートの上で線の太さや絞り出す力の加減を練習しましょう。 これだけで、本番での成功率がぐっと上がります。 - 転写パーツを作る
- クッキングシートの下に、描きたいイラストや文字の紙を敷きます。
- 線に沿ってチョコペンでなぞります。
- そのまま冷蔵庫でしっかりと固めます。
- 固まったチョコパーツを優しくシートから剥がし、ケーキやクッキーの上に飾ります。
この方法を使えば、利き手ではない方向の線を引くのが難しいキャラクターの目なども、左右反転させて描くことで綺麗に作ることができます。
- 立体的な飾りを作る
クッキングシートを筒状に丸めたり、凹凸のある型に敷いたりして、その上でチョコを固めれば、リボンのような立体的なパーツを作ることも可能です。アイデア次第で、デコレーションの幅が無限に広がります。
保存方法と使用期限について
一度開封したチョコペンは、どのように保存すれば良いのでしょうか。
- 保存方法
使いかけのチョコペンは、ペン先をラップなどでしっかりと包み、空気が入らないようにして、冷蔵庫ではなく冷暗所で常温保存するのが基本です。ペン先に残ったチョコが固まって詰まりの原因になるため、一度ペン先を綺麗にしてから蓋をするのが理想です。冷蔵庫で保存すると、チョコレートが硬くなりすぎて次に使う際に溶かしにくくなったり、温度変化で品質が劣化したりする可能性があります。 - 使用期限
製品のパッケージに記載されている使用期限を必ず確認しましょう。開封後は、なるべく早めに使い切ることが推奨されます。特にソフトタイプは水分量が多めの場合もあり、長期間の保存には向きません。古いチョコペンは風味が落ちているだけでなく、うまく溶けなかったり、分離しやすくなったりすることもあるため、使用は避けましょう。
正しい知識を身につけることで、チョコペンをより上手に、そして安全に楽しむことができます。
まとめ:チョコペン ソフトタイプをしっかり固めてデコレーションを楽しもう

この記事では、ソフトタイプのチョコペンを固める方法について、その原因から具体的なテクニック、さらには失敗した時のリカバリー方法まで詳しく解説しました。
ソフトタイプのチョコペンは、もともと固まりにくい性質を持っているため、常温でパリッとさせるのは難しいということをまず理解することが大切です。 その上で、デコレーションを綺麗な状態で保つためには、以下のポイントが重要になります。
- 基本的な固め方は「冷やす」こと。 冷蔵庫なら15分~30分、冷凍庫なら5分~10分が目安です。
- 用途に応じてチョコペンの種類を選ぶ。 プレゼント用などしっかり固めたい場合は「速乾タイプ」を選びましょう。
- デコレーションの基本を守る。 お菓子をしっかり冷ます、適切な温度で作業するなど、基本的な工程を丁寧に行うことが成功の秘訣です。
もし固まらなくて失敗してしまっても、チョコソースやドリンクにアレンジするなど、美味しく活用する方法はたくさんあります。今回の情報を参考に、それぞれのチョコペンの特性を理解し、あなたのお菓子作りをもっと楽しく、もっとクリエイティブなものにしてくださいね。



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