窓のプチプチはダイソーで!貼り方から効果、種類までわかりやすく解説

100均グッズ活用術

冬の寒い日、窓から伝わるひんやりとした冷気に悩まされていませんか?暖房をつけてもなかなか部屋が暖まらなかったり、朝起きると窓がびっしょり結露していたり…。そんな窓まわりの悩みを、手軽に解決してくれるアイテムが「窓用のプチプチ」です。実はこのプチプチ、100円ショップのダイソーでも手軽に購入できるんです。

この記事では、ダイソーで手に入る窓用プチプチ(断熱シート)に焦点を当て、その驚きの効果から、誰でも簡単にできる貼り方、そして購入前に知っておきたい注意点まで、わかりやすく解説していきます。梱包に使うイメージが強いプチプチですが、窓に貼ることで得られるメリットはたくさんあります。「本当に効果があるの?」「貼り方が難しそう…」と思っている方も、この記事を読めばきっと試してみたくなるはず。今年の冬は、ダイソーのプチプチを活用して、暖かく快適な冬を過ごしましょう。

ダイソーの窓用プチプチ(断熱シート)とは?

ダイソーなどの100円ショップで手軽に購入できる窓用のプチプチ。 梱包材としておなじみのアイテムですが、窓に貼ることで様々な効果が期待できると注目されています。まずは、その基本情報から見ていきましょう。

そもそも窓用プチプチってどんなもの?

窓用プチプチは、正式には「気泡緩’z衝材」と呼ばれ、ポリエチレンシートの間に空気の粒(気泡)がたくさんあるシートのことです。 この空気の層が魔法瓶のような役割を果たし、熱の伝わりを抑えてくれます。

空気は熱を伝えにくい性質を持っているため、窓ガラスにプチプチを貼ることで、外の冷たい空気が室内に伝わるのを防ぎ、同時に室内の暖かい空気が外に逃げるのを防ぐ「断熱効果」が生まれるのです。 これにより、冬の寒さ対策はもちろん、夏の暑さ対策にも役立ちます。

ダイソーで買える窓用プチプチの種類

ダイソーでは、窓の断熱を目的とした専用の「窓ガラス断熱シート」が販売されています。

主な種類としては、水で簡単に貼れるタイプや、デザインが施されたものなどがあります。サイズも複数展開されており、一般的な窓に合う「90cm×180cm」といった大きめのサイズも220円(税込)などで手に入ります。 防カビ機能付きのシートもあり、結露が気になる場所にも安心して使用できます。

季節によって雪の結晶模様などデザインが変わることもあるため、インテリアに合わせて選ぶ楽しみもあります。

梱包用プチプチとの違いは?

「家にある梱包用のプチプチでも代用できるの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。結論から言うと、梱包用のプチプチでも断熱効果は期待できます

ただし、窓専用に作られた断熱シートとはいくつか違いがあります。

項目 窓用断熱シート(ダイソーなど) 梱包用プチプチ
貼りやすさ 水で貼れるものが多く、貼り直しが簡単 両面テープなどが必要で、剥がす際に跡が残る可能性がある
気泡の構造 3層構造など、断熱効果を高める工夫がされている場合がある 一般的な2層構造が多い
機能性 UVカット、防カビ、デザイン性など付加価値があるものも 基本的には緩衝機能のみ
透明度 比較的、外の光を取り入れやすいように作られている 透明度が低く、部屋が暗くなる可能性がある

手軽さや機能性を考えると、窓専用の断熱シートを選ぶのがおすすめです。ダイソーでは梱包用のプチプチも様々なサイズで販売されていますが、窓に使う場合は「窓ガラス断熱シート」のコーナーを探してみてください。

驚きの効果!ダイソーの窓用プチプチで得られるメリット

ダイソーのプチプチを窓に貼るだけで、想像以上のたくさんのメリットが得られます。手軽に始められるのに、その効果はあなどれません。具体的にどのような良いことがあるのか、詳しく見ていきましょう。

断熱効果で冬は暖かく、夏は涼しく

プチプチの最大のメリットは、何といっても優れた断熱効果です。プチプチの内部にある無数の空気層が、熱の移動を防ぐ壁の役割を果たします。

  • 冬: 室内の暖かい空気が、冷たい窓ガラスを通じて外へ逃げるのを防ぎます。これにより、暖房の熱を効率よく室内に留めることができ、部屋の暖かさをキープします。実際にプチプチを貼ることで、室温の低下が緩やかになったという声も多く聞かれます。
  • 夏: 強い日差しによって暖められた外の熱気が、窓を通して室内に入り込むのを防ぎます。 冷房の冷たい空気を外に逃がしにくくするため、涼しい室温を維持しやすくなります。

このように、ダイソーのプチプチは一年を通して室内の温度を快適に保つ手助けをしてくれるのです。

結露の発生を抑制してカビ対策に

冬の悩みのひとつである「窓の結露」。外気と室内の温度差が大きいと、窓ガラスに水滴がびっしりと付着してしまいます。この結露を放置すると、カーテンやサッシにカビが発生する原因にもなりかねません。

プチプチを貼ることで、室内の暖かい空気が直接冷たい窓ガラスに触れるのを防ぐことができます。これにより窓ガラスの表面温度の低下が緩和され、結露の発生を大幅に抑制することが可能です。 実際に、ダイソーの断熱シートには防カビ加工が施された商品もあり、結露対策として非常に有効です。

暖房効率アップで電気代の節約に

断熱効果によって部屋の暖かさや涼しさが保たれるということは、冷暖房の効率がアップするということです。

例えば冬場、暖房をつけてもすぐに部屋が冷えてしまうと、設定温度を上げたり、長時間稼働させたりする必要があり、電気代がかさんでしまいます。プチプチを貼ることで熱が逃げにくくなるため、暖房が効きやすくなり、設定温度を控えめにしたり、稼働時間を短くしたりすることが可能になります。

ある検証では、プチプチを貼ることでエアコンの設定温度を1度変えるのと同じくらいの節電効果(約5〜10%)が期待できるという結果も出ています。 数百円の投資で毎月の電気代を節約できるのは、非常に大きなメリットと言えるでしょう。

紫外線カットや目隠し効果も

ダイソーの窓用断熱シートの中には、UV(紫外線)カット機能を持つものもあります。紫外線は、家具や床、カーテンなどの色あせの原因となるだけでなく、肌へのダメージも気になるところ。プチプチを貼ることで、有害な紫外線をカットし、大切なお部屋や肌を守る効果が期待できます。

また、プチプチの凹凸のあるシートが、すりガラスのように機能し、外からの視線を遮る目隠し効果も得られます。 レースのカーテンを開けて部屋に光を取り入れたいけれど、外からの視線が気になる…というお部屋にもぴったりです。防犯対策としても、室内の様子が分かりにくくなるため一定の効果が期待できるでしょう。

初心者でも簡単!ダイソーの窓用プチプチの貼り方

「シートを貼るのは難しそう…」と感じるかもしれませんが、ダイソーの窓用断熱シートは、誰でも簡単に貼れるように工夫されています。ここでは、基本的な貼り方の手順と、きれいに仕上げるコツをご紹介します。

準備するものリスト

まずは、作業をスムーズに進めるために必要な道具を揃えましょう。ほとんどがご家庭にあるものや、ダイソーで一緒に揃えられるものばかりです。

  • ダイソーの窓用断熱シート
  • 霧吹き:水を入れて使います。
  • ハサミまたはカッター
  • メジャー
  • 雑巾タオル:窓を掃除するためのものと、水分を拭き取るための乾いたものを数枚。
  • 定規(あればカッターで切るときに便利)

【基本】水で貼るタイプの貼り方ステップ

ダイソーで販売されている断熱シートの多くは、粘着剤を使わず水だけで貼り付けられるタイプです。 これなら賃貸住宅でも安心して使えますね。

ステップ1:窓をきれいに掃除する

シートをしっかり密着させるために、まずは窓ガラスの汚れやホコリをきれいに拭き取ります。水拭きをした後、乾いた雑巾で水分をしっかり拭き取っておきましょう。

ステップ2:窓のサイズを測り、シートをカットする
メジャーで窓ガラスのサイズを正確に測ります。そして、測ったサイズに合わせて断熱シートをカットします。このとき、実際の窓ガラスのサイズよりも少し大きめにカットするのがポイントです。 窓枠全体を覆うように貼ることで、隙間からの冷気をより効果的に防げます。

ステップ3:窓ガラスに霧吹きで水をかける
霧吹きを使って、窓ガラス全体が濡れるようにたっぷりと水を吹きかけます。水が垂れるくらい、まんべんなく濡らすのがきれいに貼るコツです。

ステップ4:シートを貼り付ける
シートの凹凸のある面(プチプチしている面)を窓ガラス側に向けて貼り付けます。 ツルツルした面が室内側です。 シートの上の方から位置を合わせ、空気を抜きながらゆっくりと貼り付けていきましょう。手やタオルで中心から外側に向かって空気を押し出すようにすると、きれいに密着します。

賃貸でも安心!きれいにはがすコツ

水で貼るタイプのシートは、はがすのもとても簡単です。シートの端からゆっくりとめくっていくだけで、きれいにはがせます。粘着剤を使っていないため、窓にのりの跡が残る心配もありません

もし梱包用のプチプチを両面テープなどで貼った場合は、はがし跡が残ることがあります。 その際は、市販のシールはがし剤を使ったり、中性洗剤を薄めたお湯で拭いたりすると、きれいに取ることができます。

貼るときのよくある失敗と対策

  • 失敗例1:すぐに剥がれてしまう
    • 原因: 窓の汚れが残っていたり、吹きかける水の量が少なかったりすることが考えられます。
    • 対策: 貼る前の窓掃除を徹底し、霧吹きでたっぷりと水をかけることを意識しましょう。
  • 失敗例2:シートと窓の間に空気が入ってしまう
    • 原因: 一気に貼ろうとすると空気が入りやすくなります。
    • 対策: 上から少しずつ、タオルなどで空気を外に押し出すように丁寧に貼り進めましょう。もし空気が入ってしまっても、一度少しはがして貼り直すことができるのが水貼りタイプの良い点です。
  • 失敗例3:サイズが足りなかった
    • 原因: カットする際に窓ガラスぴったりのサイズにしてしまうと、わずかな隙間ができてしまうことがあります。
    • 対策: 必ず窓枠全体を覆えるよう、少し大きめにカットすることを心がけましょう。

購入前にチェック!ダイソーの窓用プチプチの注意点とデメリット

手軽で効果的なダイソーの窓用プチプチですが、購入する前に知っておきたい注意点やデメリットもいくつか存在します。これらを事前に把握しておくことで、「思っていたのと違った…」という失敗を防ぐことができます。

窓からの景色が見えにくくなる

プチプチを窓に貼る最大のデメリットは、外の景色が見えにくくなることです。 シートの凹凸が光を乱反射させるため、窓がすりガラスのようになり、クリアな視界は失われてしまいます。

お庭の景色を楽しみたい窓や、開放感を大切にしたいリビングの大きな窓などに貼る場合は、少し圧迫感を感じるかもしれません。 一方で、この特性は外からの視線を遮る目隠し効果というメリットにもなります。 どの窓に貼るか、部屋の用途や目的を考えて選ぶことが大切です。

網入りガラスや特殊な窓には使えない場合も

網入りガラス複層ガラス(ペアガラス)真空二重ガラスなど、特殊な構造の窓ガラスには断熱シートを貼れない場合があります。これらのガラスは、シートを貼ることでガラスの温度が急激に上昇し、温度差によってガラスが割れてしまう「熱割れ」という現象を起こす危険性があるためです。

ダイソーの商品のパッケージにも注意書きが記載されていることが多いので、購入前に必ず自宅の窓ガラスの種類を確認しましょう。熱割れのリスクについては、ガラスの種類によって異なるため、不安な場合は専門家やメーカーに確認することをおすすめします。

貼り方によっては効果が半減することも

せっかくプチプチを貼っても、貼り方が正しくないと期待した効果が得られないことがあります。特に注意したいのが以下の2点です。

  • シートの向き: 最も重要なのがシートの向きです。断熱効果を最大限に引き出すには、必ず凹凸のある面(プチプチの面)を窓ガラス側にして貼ってください。 この空気層がガラスに直接触れることで、効率的に熱の伝わりを遮断します。
  • 隙間なく貼る: 窓ガラスのサイズぴったりにカットするのではなく、サッシの枠まで含めて窓全体を覆うように貼ることが重要です。 ガラスとサッシの隙間からも冷気は侵入してくるため、ここをしっかり覆うことで断熱効果が格段にアップします。

これらのポイントを押さえるだけで、同じ商品でも効果の感じ方が大きく変わってきます。

まとめ:ダイソーのプチプチで窓の悩みを賢く解決しよう

今回は、ダイソーで手に入る窓用プチプチ(断熱シート)について、その効果から貼り方、注意点まで詳しく解説しました。

記事のポイントを振り返ってみましょう。

  • 優れた断熱効果: プチプチの空気層が熱の伝わりを防ぎ、冬は暖かく、夏は涼しい快適な室内環境を作ります。
  • 結露抑制と節電効果: 窓の結露を防ぎ、カビ対策になるだけでなく、冷暖房の効率を上げて電気代の節約にも繋がります。
  • ダイソーで手軽に購入可能: 100円ショップで手軽に購入でき、水で簡単に貼れるタイプが主流なので、初心者や賃貸住宅の方でも安心です。
  • 正しい貼り方が重要: 効果を最大限に引き出すには、「凹凸面を窓側にする」「窓枠ごと覆うように貼る」といったポイントを押さえることが大切です。

窓からの冷気や結露、夏の暑さや電気代の高さに悩んでいる方は、ぜひ一度ダイソーの窓用プチプチを試してみてはいかがでしょうか。数百円という手軽な投資で、お部屋の快適性が大きく向上するはずです。今年の冬は、賢く手軽な寒さ対策で、暖かく快適な毎日を送りましょう。

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