映画やドラマ、アニメなど、豊富なコンテンツが楽しめるAmazonプライムビデオ。いざ楽しもうとした瞬間に「映像は流れるのに音だけ出ない…」という経験はありませんか?せっかくのワクワクした気持ちが、一気に困惑に変わってしまいますよね。
実は、この「音が出ない」トラブルは、テレビやスマートフォン、パソコンなど、視聴しているデバイスによって原因がさまざまです。単純な設定ミスから、接続機器の問題、アプリの不具合まで、考えられることは多岐にわたります。この記事では、プライムビデオで音が出ない時に考えられる原因と、誰でも簡単に試せる対処法をデバイス別に分かりやすく解説します。一つひとつ確認していけば、きっと解決の糸口が見つかるはずです。
プライムビデオで音が出ないときに考えられる主な原因

プライムビデオの音声トラブルは、多くの場合いくつかの基本的な原因に集約されます。慌てて複雑な設定をいじる前に、まずは落ち着いて、これから挙げるポイントに当てはまるものがないか確認してみましょう。意外と簡単な見落としが原因であることも少なくありません。
デバイス本体の基本的な設定ミス
最もよくあるのが、視聴しているデバイス本体の音量設定に関するミスです。
- 音量がゼロまたはミュート(消音)になっている
- スマートフォンがマナーモード(サイレントモード)になっている
- Bluetoothイヤホンやスピーカーに意図せず接続されている
これらの設定は無意識のうちに変更してしまっていることがあります。特に、複数のデバイスでBluetooth機器を共有している場合、以前接続した機器に自動でつながってしまい、本体のスピーカーから音が出なくなるケースは頻繁に見られます。まずは、お使いのテレビ、スマートフォン、パソコンの音量設定や接続状況を一番に確認することが大切です。
接続している機器やケーブルの問題
テレビやパソコンで視聴している場合、外部機器との接続が原因で音が出なくなることがあります。特に、HDMIケーブルは映像と音声を同時に伝送するため、ここのトラブルは音声問題に直結しやすいです。
ケーブルがしっかり接続されていない「接触不良」や、ケーブル自体の劣化・断線が原因の可能性があります。 また、サウンドバーやAVアンプといった外部スピーカーを接続している場合は、それらの機器の電源や音量設定、入力切替が正しく行われているかも確認する必要があります。 意外な盲点として、接続に使用している機器がプライムビデオのコンテンツ保護技術(HDCP)に対応していない場合、映像や音声が正常に出力されないこともあります。
アプリやブラウザの一時的な不具合
デバイスや接続機器に問題がない場合、プライムビデオのアプリや、視聴しているWebブラウザに一時的な不具合が発生している可能性が考えられます。 アプリやブラウザは、長時間使用しているとキャッシュ(一時的に保存されるデータ)が溜まり、動作が不安定になることがあります。
このような場合、多くの問題はアプリやブラウザ、さらにはデバイス自体を再起動することで解決します。 また、アプリやブラウザのバージョンが古いと、最新のプライムビデオの仕様に対応できずに不具合が起きることもあります。 定期的にアップデートを確認する習慣をつけておくと、こうしたトラブルを未然に防ぐことにもつながります。
インターネット接続の不安定さ
安定した動画視聴には、安定したインターネット接続が不可欠です。接続が不安定だと、映像はなんとか再生できても、音声のストリーミング(データの逐次再生)に問題が生じることがあります。
Wi-Fiの電波が弱い、または一時的に回線が混雑しているなどの状況が考えられます。もし他のWebサイトの読み込みが遅い、他の動画サービスでも同様の問題が起こるなどの症状があれば、インターネット接続を疑ってみましょう。ルーターやモデムの再起動は、通信状況をリフレッシュするのに非常に効果的な手段です。
【デバイス共通】まず試したい基本的な対処法

デバイスごとの詳しい対処法を見る前に、どのデバイスでも共通して効果が期待できる基本的なチェック項目から試してみましょう。多くの場合、以下の簡単なステップで問題が解決することがあります。一つずつ順番に確認してみてください。
音量設定の確認と再調整
まず最初に、最も基本的で最も見落としがちなのが音量の設定です。 映像が出ているのに音が出ない場合、無意識のうちにミュート(消音)にしてしまっていたり、音量がゼロになっていたりする可能性が非常に高いです。
お使いのデバイス(テレビ、スマホ、PC)のリモコンや本体の音量ボタンを操作して、現在の音量レベルを確認してください。 ミュート機能がある場合は、それがオンになっていないかも確かめましょう。また、イヤホンやヘッドホンを使っている場合は、それらの機器自体の音量調節ダイヤルやボタンも忘れずにチェックしてください。 これらの機器が原因で音が聞こえないこともあります。
デバイス本体の再起動
ソフトウェアの一時的な不具合は、再起動することで解消されることがよくあります。 これは「とりあえず再起動」とよく言われるように、多くのデジタルトラブルにおいて非常に有効な手段です。
テレビ、スマートフォン、タブレット、パソコンなど、プライムビデオを視聴しているデバイスの電源を一度完全にオフにし、少し時間(30秒〜1分程度)を置いてから再度電源を入れてください。 これにより、メモリ上に溜まった不要なデータがクリアされ、システムがリフレッシュされることで、音声の不具合が解消される可能性があります。特に、長時間スリープ状態で使用しているデバイスほど効果が期待できます。
アプリやブラウザの再起動
デバイス全体の再起動でも解決しない場合、次はプライムビデオを視聴しているアプリまたはブラウザ単体を再起動してみましょう。
スマートフォンの場合は、アプリのタスク画面からプライムビデオアプリを完全に終了させてから、もう一度起動します。パソコンのブラウザで視聴している場合は、一度ブラウザのウィンドウをすべて閉じてから、再度立ち上げ直してみてください。これにより、アプリやブラウザに特化した一時的なエラーが解消されることがあります。
インターネット接続の確認とルーターの再起動
まずは、Wi-Fiルーターやモデムの電源ランプが正常に点灯しているか確認しましょう。もし可能であれば、一度電源ケーブルを抜き、30秒ほど待ってから再度差し込んで再起動してみてください。 この操作で、ルーター内部の不具合が解消され、通信速度が改善することがあります。また、可能であれば有線LAN接続に切り替えたり、Wi-Fiの周波数帯(2.4GHzから5GHzへなど)を変更してみたりするのも有効な手段です。
【テレビ】でプライムビデオの音が出ない場合の対処法

大画面で迫力のある映像を楽しめるテレビでの視聴は、プライムビデオの醍醐味の一つです。しかし、それだけに音が出ないとがっかりしてしまいますよね。テレビで音が出ない場合は、テレビ本体だけでなく、Fire TV Stickなどの周辺機器や設定も関わってきます。
テレビ本体とリモコンの音量設定
まずは基本中の基本ですが、テレビ本体の音量設定を確認しましょう。テレビのリモコンで「音量+」ボタンを押して音量レベルが表示されるか、また「消音(ミュート)」ボタンが押されていないかを確認してください。
意外な落とし穴として、テレビにイヤホンジャックが搭載されているモデルの場合、そこにプラグなどが刺さったままになっていると、テレビのスピーカーから音が出ないことがあります。また、サウンドバーなどの外部スピーカーを接続している場合は、テレビの音声出力設定が「テレビスピーカー」ではなく「オーディオシステム」などになっているかを確認する必要があります。
HDMIケーブルの接続確認と抜き差し
テレビとFire TV Stickやゲーム機などを接続しているHDMIケーブルは、音声トラブルの主な原因の一つです。 ケーブルが緩んでいたり、抜けかかっていたりすると、映像は映っても音声が正しく伝送されないことがあります。
一度テレビと接続機器の電源をオフにした上で、HDMIケーブルを両側からしっかりと抜き、もう一度奥まで差し込み直してみてください。 これだけで接触不良が改善されることがよくあります。それでも改善しない場合は、テレビの別のHDMI端子に接続してみる、あるいは可能であれば別のHDMIケーブルに交換して試してみることをお勧めします。ケーブルが内部で断線している可能性も考えられます。
Fire TV Stickなどストリーミングデバイスの再起動
Fire TV StickやChromecastなどのストリーミングデバイスを利用している場合、デバイス自体の一時的な不具合が原因である可能性が高いです。 これらのデバイスも一種の小型コンピュータであり、再起動することで多くの問題が解決します。
最も簡単な再起動方法は、デバイスをテレビのHDMI端子から抜き、電源アダプタもコンセントから抜いて数分間放置することです。その後、再び接続して起動させてみてください。リモコン操作で再起動することも可能です。例えばFire TV Stickの場合、「設定」メニューから「My Fire TV」を選択し、「再起動」を選ぶことでソフトウェア的に再起動できます。
テレビやFire TV Stickの音声設定(Dolby Digitalなど)
特定の作品だけ音が出ない、または特定のシーンで音が途切れるといった場合、音声フォーマットの設定が原因かもしれません。特に5.1chサラウンドなどの特殊な音声形式(Dolby Digital Plusなど)に対応していないテレビやサウンドバーで視聴しようとすると、うまく再生できないことがあります。
Fire TV Stickの場合、以下の手順で設定を見直してみてください。
- ホーム画面から「設定」(歯車のアイコン)に移動します。
- 「ディスプレイとサウンド」を選択します。
- 「オーディオ」を選択します。
- 「サラウンド音響」または「Dolby Digital出力」といった項目で、設定を「ステレオ」や「PCM」に変更します。
この設定に変更することで、多くのテレビで再生可能な基本的な音声形式で出力されるようになり、問題が解決することがあります。
| 設定項目 | 変更前の設定例 | 変更後の設定(推奨) |
|---|---|---|
| サラウンド音響 | Dolby Digital Plus | PCM または ステレオ |
| Dolby Digital出力 | Dolby Digital Plus オン | Dolby Digital Plus オフ |
テレビやデバイスのソフトウェアアップデート
テレビ本体(特にスマートテレビ)や、Fire TV Stickなどのデバイスのソフトウェアが古いバージョンままだと、プライムビデオアプリとの互換性に問題が生じ、音声トラブルの原因となることがあります。
各デバイスの設定メニューに「ソフトウェアアップデート」や「システムアップデート」といった項目がないか確認し、もし新しいバージョンが提供されていれば、アップデートを実行してください。 セキュリティの観点からも、ソフトウェアは常に最新の状態に保つことが推奨されます。アップデートには時間がかかる場合があるので、時間に余裕がある時に行うのがよいでしょう。
【スマホ・タブレット】でプライムビデオの音が出ない場合の対処法

手軽にどこでも楽しめるスマートフォンやタブレットでの視聴は非常に便利ですが、独自の注意点もあります。スマホやタブレットで音が出ない場合、多くは本体の設定や他の機器との接続が原因です。
マナーモード(サイレントモード)の確認
スマートフォンで最もよくある原因が、マナーモード(サイレントモード)です。多くのスマートフォンでは、本体側面のスイッチや、画面上部からスワイプして表示されるコントロールセンターで簡単に切り替えられます。
マナーモード中でも動画の音は再生される設定になっていることが多いですが、OSのバージョンや設定によっては、プライムビデオのようなアプリの音声もミュートされてしまうことがあります。まずは、マナーモードがオンになっていないかを確認し、オンであれば解除して再度再生してみてください。
Bluetooth接続の確認と解除
意図せずBluetoothイヤホンやスピーカーに接続されていることも、スマホで音が出ない原因として非常に多いケースです。 カバンの中に入っているワイヤレスイヤホンや、家の別の部屋にあるBluetoothスピーカーに自動で接続してしまい、スマホ本体のスピーカーから音が出ていない可能性があります。
スマートフォンの設定画面からBluetoothを開き、現在どの機器に接続されているかを確認してください。もし心当たりのない機器に接続されていたら、一度その接続を解除してみましょう。一番手っ取り早いのは、一度Bluetooth機能をオフにしてからプライムビデオを再生してみることです。これで本体から音が出れば、原因はBluetooth接続にあったと特定できます。
アプリのキャッシュクリアとデータ削除
アプリを長期間使用していると、内部にキャッシュ(一時ファイル)が蓄積され、動作が不安定になることがあります。音声トラブルが続く場合は、このキャッシュをクリアすることで改善される可能性があります。
【Androidの場合】
- 「設定」アプリを開き、「アプリ」または「アプリと通知」をタップします。
- アプリ一覧から「Prime Video」を探してタップします。
- 「ストレージとキャッシュ」を選択し、「キャッシュを削除」をタップします。
【iPhoneの場合】
iPhoneには、Androidのようにアプリ個別のキャッシュを簡単に削除する機能がありません。そのため、一度アプリをアンインストールし、再度App Storeからインストールし直すのが最も確実な方法です。
OS(iOS/Android)のアップデート
スマートフォンのOS(オペレーティングシステム)が古い場合、最新のプライムビデオアプリとの間で互換性の問題が発生し、音が出なくなることがあります。 OSのアップデートには、アプリの動作を安定させるための修正や、セキュリティの強化などが含まれています。
「設定」アプリの中に「ソフトウェア・アップデート」や「システムアップデート」といった項目がありますので、最新のバージョンになっていないか確認し、もしアップデートがあれば適用してください。Wi-Fi環境下で、充電しながら行うのが安全です。
【パソコン】でプライムビデオの音が出ない場合の対処法

パソコンでの視聴は、ブラウザやOSの設定など、他のデバイスとは少し異なるチェックポイントがあります。ここではパソコン特有の原因と対処法を見ていきましょう。
ブラウザのタブがミュートになっていないか確認
最近のWebブラウザ(Google Chromeなど)には、タブごとに音量をミュートにする機能が備わっています。プライムビデオを開いているタブのアイコンの横に、スピーカーに斜線が入ったマークが表示されていないか確認してください。
もしミュートになっている場合は、そのアイコンをクリックするか、タブを右クリックして「サイトのミュートを解除」といった項目を選択することで、音声が出るようになります。複数のタブを開いていると、うっかり別のタブをミュートにしたつもりが…ということがあるので、注意深く確認してみましょう。
パソコン本体のサウンド設定(出力デバイスの確認)
パソコンは、内蔵スピーカー以外にも、イヤホンジャック、USB接続のスピーカー、Bluetoothスピーカー、さらにはHDMIで接続したモニターなど、複数の音声出力先を持つことができます。OSのサウンド設定で、意図しないデバイスが出力先として選択されていると、当然音は聞こえません。
【Windowsの場合】
タスクバーの右下にあるスピーカーアイコンをクリックし、表示されるデバイス名が「スピーカー(内蔵)」など、音を出したいデバイスになっているか確認します。もし違うデバイスが選択されていたら、リストから正しいものを選択し直してください。
【Macの場合】
メニューバーのスピーカーアイコンをクリックするか、「システム環境設定」から「サウンド」を開き、「出力」タブで正しい出力装置が選択されているかを確認します。
ブラウザのキャッシュとCookieの削除
スマホアプリと同様に、パソコンのブラウザもキャッシュやCookie(ウェブサイトの閲覧情報などを保存したファイル)が溜まると、動画サイトの再生に不具合を起こすことがあります。
お使いのブラウザの設定メニューから「閲覧履歴データの削除」といった項目を探し、キャッシュされた画像とファイルやCookieを削除してみてください。 これにより、ブラウザの状態がリフレッシュされ、問題が解決することがあります。ただし、この操作を行うと、様々なサイトのログイン情報がリセットされる場合があるので注意してください。
ブラウザの拡張機能の無効化
広告をブロックする拡張機能や、動画再生を補助する拡張機能などが、プライ-ムビデオの正常な動作を妨げている可能性があります。
一度、ブラウザにインストールしている拡張機能をすべて無効にしてみて、その状態でプライムビデオの音が再生されるか試してみてください。 もしこれで音が再生されるようであれば、原因は拡張機能のどれかにあると特定できます。一つずつ有効に戻していき、どの拡張機能が原因かを突き止めましょう。
まとめ:プライ-ムビデオで音が出ない問題は落ち着いて対処しよう

プライムビデオで突然音が出なくなると焦ってしまいますが、ここまで見てきたように、原因の多くは基本的な設定ミスや簡単な不具合です。問題が発生した際は、まず落ち着いて以下のステップを順番に試してみてください。
- デバイスの音量とミュート設定を確認する。
- スマートフォンならマナーモードやBluetooth接続を確認する。
- テレビならHDMIケーブルの接続を再確認する。
- 視聴しているデバイス(スマホ、テレビ、PC)やアプリを再起動する。
- インターネット環境(ルーター)を再起動する。
- Fire TV Stickなどでは音声出力設定を「PCM」や「ステレオ」に変更してみる。
多くの場合、これらの基本的な対処法で解決するはずです。もし、すべての方法を試しても改善しない場合は、特定の作品だけの不具合や、プライムビデオ側のサーバーに問題が発生している可能性も考えられます。その際は、少し時間を置いてから再度試すか、Amazonのカスタマーサービスに問い合わせてみるのが良いでしょう。



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