新しい年の幕開けとともに、夫婦としての人生もスタートさせる「元日婚」。新年のおめでたい雰囲気と重なり、とてもロマンチックで素敵な選択肢ですよね。 毎年のお正月が結婚記念日になるなんて、一生忘れられない特別な日になることは間違いありません。
しかし、その一方で「元日は役所が休みだけど、手続きは大丈夫?」「お正月のお祝いと一緒になって、結婚記念日が簡素にならないかな?」といった不安や疑問を感じる方もいるのではないでしょうか。
この記事では、元日婚を考えているカップルに向けて、そのメリットとデメリットを詳しく解説します。 また、気になる入籍手続きの方法や、後悔しないために押さえておきたいポイントもご紹介しますので、ぜひ最後まで読んで、お二人にとって最高のスタートを切るための参考にしてください。
元日婚のメリット・デメリットを比較!

元日婚は、新しい年の始まりという特別な日であることから、多くのカップルにとって魅力的な選択肢です。 しかし、メリットだけでなくデメリットも存在します。 ここでは、元日婚の良い点と注意すべき点を具体的に見ていきましょう。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 記念日を絶対に忘れない | 役所が閉庁している |
| 新年と一緒にお祝いできる特別感 | 結婚記念日のお祝いが簡素になりがち |
| 親戚への挨拶や報告がしやすい | 二人だけの時間を確保しにくい |
| 縁起が良いと感じられる | 友人から祝ってもらいにくい |
【メリット】記念日を忘れない・覚えやすい
元日婚の最大のメリットは、何と言っても結婚記念日を忘れる心配がほとんどないことでしょう。 1月1日は誰もが知っている国民的な祝日であり、新しい年の始まりの日です。そのため、日常生活の忙しさにかまけてうっかり記念日を忘れてしまう、といったことを防げます。
また、「元旦が結婚記念日」というのは、友人や知人にも覚えてもらいやすいという利点もあります。毎年お正月の挨拶とともに「結婚記念日おめでとう!」とお祝いの言葉をもらえるかもしれません。夫婦関係が長くなっても、毎年新鮮な気持ちで記念日を迎えられるのは、元日婚ならではの素敵なポイントです。二人にとって特別な日が、社会全体のお祝いムードと重なることで、より一層思い出深いものになるでしょう。
【メリット】新年と一緒にお祝いできる特別感
元日は、新しい年の始まりを祝う特別な日です。 そんな日に夫婦としての人生をスタートさせることは、「新しい年の始まり」と「新しい人生の始まり」が重なる、非常に感慨深い体験となるでしょう。 初詣に行き、夫婦としての幸せを祈願し、そのままお祝い膳を囲むなど、お正月ならではの過ごし方で結婚記念日を祝うことができます。
さらに、多くの人にとって仕事が休みであるため、入籍したその日をゆっくりと二人で、あるいは家族と過ごすことができます。 おめでたいムードに包まれる中で迎える結婚記念日は、他にはない特別感があり、毎年新鮮な気持ちで夫婦の絆を確かめ合うきっかけになるはずです。親戚が集まる機会も多いため、多くの人から祝福してもらえるのも嬉しいポイントです。
【メリット】親戚への挨拶がしやすい
お正月は、多くの人が実家へ帰省し、親戚一同が集まる貴重な機会です。 そのため、元日に入籍すると、結婚の報告を親戚に直接しやすいという大きなメリットがあります。
普段はなかなか会えない遠方の親戚にも、一度に結婚の報告とお披露目ができるため、効率的かつスムーズです。結婚の報告を電話や手紙で済ませるのではなく、直接顔を見て伝えることで、より心のこもった挨拶ができ、祝福も受けやすくなるでしょう。 親戚が集まるおめでたい席で結婚を報告すれば、その場が一層華やかになり、皆に喜んでもらえること間違いなしです。このように、元日婚は家族や親戚との絆を深める良い機会にもなり得ます。
【デメリット】役所が閉庁している
元日婚を考える上で最も気になるのが、手続きの問題ではないでしょうか。元日は祝日であるため、市区町村の役所は基本的に閉庁しています。 そのため、平日のように窓口で職員の方に相談しながら婚姻届を提出することはできません。
提出自体は、多くの役所に設置されている「休日・夜間受付窓口(時間外受付)」で365日24時間可能です。 しかし、その場で職員が内容を詳細に確認するわけではないため、もし書類に不備があると受理されず、後日修正が必要になります。その場合、入籍日が元日からずれてしまう可能性があるという大きなリスクが伴います。このデメリットを回避するためには、事前の入念な準備が不可欠です。
【デメリット】結婚記念日のお祝いが簡素になりがち
元日に入籍すると、毎年のお正月と結婚記念日が同じ日になります。これは特別感がある一方で、結婚記念日としてのお祝いが、お正月の行事の中に埋もれてしまいがちになる可能性があります。 例えば、記念日ディナーに行きたくても、多くのお店が正月休みだったり、特別料金だったりすることが考えられます。
また、おせち料理を食べたり、初詣に行ったり、親戚の家を回ったりと、お正月ならではの予定が優先され、夫婦二人だけでゆっくりお祝いする雰囲気にならないかもしれません。 「気づいたらお正月が終わっていて、ちゃんとお祝いできなかった」ということにならないよう、記念日の過ごし方をあらかじめ二人で話し合っておくなどの工夫が必要になるでしょう。
【デメリット】友人から祝ってもらいにくい
結婚記念日には、親しい友人たちとお祝いをしたいと考えるカップルも多いでしょう。しかし、元日は多くの人が家族と過ごしたり、帰省したりしているため、友人と集まってお祝いの会を開くのは難しいのが現実です。
また、年末年始はプライベートな時間として大切にしている人も多いため、「おめでとう」のメッセージは送れても、直接会ってお祝いをするのは、かなり先になってしまうかもしれません。入籍直後の幸せな気持ちをすぐに友人たちと分かち合いたい、盛大にお祝いしてほしい、と考えているカップルにとっては、少し寂しく感じてしまう可能性があるでしょう。記念パーティーなどを企画する場合は、お正月休みを避けた別の日程を検討する必要があります。
元日婚の入籍手続き!休日の提出方法と注意点

元日は役所が閉まっているため、入籍手続きに不安を感じる方も多いでしょう。しかし、ポイントさえ押さえておけば、希望通り元日を入籍日にすることは可能です。ここでは、具体的な手続きの方法と、失敗しないための注意点を解説します。
婚姻届は休日・夜間受付で提出可能
元日などの祝日や夜間であっても、婚姻届を提出することは可能です。 ほとんどの市区町村役場には「休日・夜間受付窓口」(または時間外受付など、名称は自治体により異なる)が設けられており、そこで書類を預かってもらえます。
つまり、書類に不備さえなければ、提出した1月1日が正式な結婚記念日(婚姻成立日)となります。 安心して元日婚を迎えるためには、次に説明する事前準備が非常に重要になります。
事前に婚姻届を準備する際のチェックポイント
元日婚を成功させるには、婚姻届に不備がない状態にしておくことが絶対条件です。提出前に、以下の点を必ず確認しましょう。
- 婚姻届の入手: 役所の窓口のほか、ウェブサイトからダウンロードできる自治体もあります。最近ではデザイン性の高い婚姻届も人気ですが、必ず提出先の役所で受理されるかを確認しておきましょう。
- 記入内容の確認: 氏名や住所、本籍などは、戸籍謄本(または戸籍抄本)の通りに正確に記入します。特に旧字体の漢字などは間違えやすいため注意が必要です。
- 証人欄の記入: 18歳以上の証人2名の署名が必要です。 親や兄弟、友人などにお願いするのが一般的ですが、年末年始は多忙な時期なので、早めに依頼しておきましょう。印鑑は認印で構いませんが、シャチハタは不可です。
- 役所での事前チェック: 最も確実な方法は、年末の役所が開いているうちに、記入済みの婚姻届を窓口に持参して職員に事前チェックをしてもらうことです。 これにより、当日に不備が発覚するリスクをほぼゼロにできます。
書類に不備があった場合のリスクと対策
もし、提出した婚姻届に不備があった場合はどうなるのでしょうか。休日・夜間受付ではその場で修正ができないため、後日、役所の開庁時間に担当者から電話連絡が来ます。 そして、役所に出向いて不備箇所を修正する必要があります。
重大な不備(証人の署名がない、本人確認ができないなど)でなければ、軽微な修正で受理されることが多いです。しかし、修正が完了するまで婚姻届は正式に受理されません。そして、受理された日が婚姻日となってしまうため、希望していた「1月1日」の日付からずれてしまう可能性があります。
このような事態を避けるためにも、前述の役所での事前チェックは必ず行っておくことを強くおすすめします。また、万が一の修正に備えて、届出人の印鑑(旧姓のもの)を婚姻届と一緒に持っていくと安心です。
戸籍謄本は事前に取得が必要
婚姻届を提出する際に、戸籍謄本(または戸籍抄本)が必要になる場合があります。
婚姻届を提出する役所が、夫婦の本籍地と異なる場合です。 例えば、夫の本籍地がA市、妻の本籍地がB市で、C市の役所に婚姻届を提出する場合、夫と妻それぞれの戸籍謄本が必要になります。
戸籍謄本は本籍地のある役所でしか発行できません。遠方の場合は郵送で取り寄せることもできますが、日数がかかります。年末年始は役所が閉庁し、郵送も遅れがちになるため、戸籍謄本が必要な場合は12月の中旬頃までには取得しておくと安心です。自分の本籍地がどこか、戸籍謄本が必要かどうかを早めに確認し、余裕を持って準備を進めましょう。
元日婚で後悔しないために知っておきたいこと

元日婚は特別感がある一方で、お正月ならではの注意点もあります。入籍してから「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないために、事前に知っておきたいポイントをいくつかご紹介します。
両家の家族への配慮を忘れずに
お正月は多くの家庭にとって、家族や親戚と過ごす大切な伝統行事です。その中心である元日に入籍することを決める前に、必ずお互いの両親に相談し、理解を得ておくことが重要です。
特に、毎年決まった過ごし方がある家庭の場合、入籍を優先することで家族の予定に影響を与えてしまう可能性があります。例えば、「元日の朝は家族揃ってお祝いをするのが習わし」といったご家庭もあるでしょう。二人だけの思いで日取りを決めてしまうと、祝福してもらえないばかりか、後々の関係に影響することも考えられます。
「元日に入籍したいと思っている」という二人の気持ちを丁寧に伝え、家族の理解を得た上で進めることで、皆から心から祝福される素敵なスタートを切ることができるでしょう。
結婚記念日のお祝いの仕方を工夫する
デメリットでも触れたように、元日婚は結婚記念日のお祝いがお正月の行事に埋もれてしまいがちです。 そうならないためには、二人ならではの記念日の祝い方をあらかじめ決めておくのがおすすめです。
例えば、以下のような工夫が考えられます。
- 元日は家族と過ごし、1月2日や3日を「二人だけの記念日」としてお祝いする。
- 毎年、初詣の際に「夫婦円満」を祈願することを恒例行事にする。
- おせち料理に一品、記念日を祝う特別なメニューを加える。
- お正月旅行を兼ねて、記念日をお祝いする。
このように少しの工夫で、お正月の特別感と結婚記念日の特別感を両立させることができます。大切なのは、二人で話し合って、毎年続けられるお祝いの形を見つけることです。
結婚式やパーティーの日程
元日に入籍した場合、結婚式や披露宴はいつ行うのが良いでしょうか。元日当日は、ほとんどの結婚式場が休業しているため、入籍と同時に式を挙げるのは現実的ではありません。
そのため、入籍日と結婚式の日取りは別にするのが一般的です。お正月休み明けの落ち着いた時期や、気候の良い春や秋などに設定するカップルが多いようです。
友人を招いての結婚パーティーを考えている場合も同様です。年末年始は皆が忙しく、集まりにくい時期なので、参加者の都合を考慮して日程を調整しましょう。入籍報告を兼ねて、パーティーの招待状で改めて結婚を伝えるのも良い方法です。
元日婚を選んだカップルの体験談

実際に元日婚を選んだカップルは、どのような点に満足し、またどのような点に工夫が必要だと感じているのでしょうか。ここでは、よく聞かれるエピソードをいくつかご紹介します。
元日婚で良かったと感じるエピソード
「元日婚で良かった」という声で最も多いのは、やはり「記念日を絶対に忘れない」という点です。 「ズボラな性格の夫でも、これなら忘れないだろうと思って元日にしました。案の定、毎年お正月の『あけましておめでとう』の次に『結婚記念日おめでとう』と言ってくれます」という微笑ましいエピソードも。
また、「毎年、新年を迎えるたびに、夫婦としての始まりの日を思い出して新鮮な気持ちになれるのが良い」と感じるカップルも多いようです。 「初詣で、昨年の感謝と今年の夫婦円満を祈願するのが恒例行事になりました。一年のはじまりに、夫婦の絆を再確認できる大切な時間です」といったように、お正月の習慣と記念日をうまく結びつけて楽しんでいる様子がうかがえます。
親戚が集まる中で入籍報告ができたことも、良い思い出として挙げられます。 「普段は会えない祖父母や親戚にも直接報告でき、『おめでたいことが重なって嬉しい』とすごく喜んでもらえました」という声もあり、周囲からの温かい祝福が、二人の門出をより特別なものにしてくれているようです。
元日婚で少し困ったこと・工夫したこと
一方で、「少し困った」「工夫が必要だった」という声もあります。特に多いのが、記念日のお祝いに関する悩みです。 「最初のうちは良かったのですが、子どもが生まれてからは、お年玉や親戚回りなどでバタバタしてしまい、記念日どころではなくなってしまいました」という現実的な意見も。
これに対して、「元旦は家族で過ごす日と割り切り、結婚記念日のお祝いは毎年松の内(1月7日まで)のどこかで行うようにルールを決めたら、気持ちが楽になりました」という工夫をしているカップルもいます。
また、手続き面での苦労話も聞かれます。「役所の事前チェックに行きそびれてしまい、元旦の夜間窓口に婚姻届を出すとき、不備がないか本当にドキドキしました。結果的に大丈夫でしたが、心臓に悪かったので事前チェックは絶対におすすめします」という体験談は、これから元日婚を考えている人にとって非常に参考になるでしょう。友人とのお祝いについても、「年末に『少し早いけど』と忘年会兼お祝い会を開いてもらいました」など、時期をずらして楽しむ工夫をしているようです。
まとめ:元日婚のメリット・デメリットを理解して、二人らしいスタートを

元日婚は、新しい年の始まりとともに夫婦の歴史を刻み始める、非常にロマンチックで記憶に残る選択です。記念日を絶対に忘れない、おめでたいムードの中でスタートできるといった大きなメリットがあります。
その一方で、役所での手続きには事前の入念な準備が必要ですし、お正月の行事と記念日のお祝いをどう両立させるかといった計画も大切になります。
元日婚を成功させるためには、メリットとデメリットの両方をしっかりと理解し、二人でよく話し合うことが何よりも重要です。家族への配慮を忘れず、手続きの準備を万全に行い、二人らしいお祝いのスタイルを見つけることができれば、元日婚はきっとお二人にとって最高の門出となるでしょう。この記事が、後悔のない素敵な選択をするための一助となれば幸いです。



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