コリコリとした独特の食感が人気の「エリンギ」。炒め物やスープ、和え物など、和洋中どんな料理にもマッチする万能きのこですが、「どのくらいゆでたら良いの?」と疑問に思ったことはありませんか?エリンギのゆで時間は、実は料理の美味しさを左右する重要なポイントです。ゆで時間が短すぎると硬さが残り、長すぎるとせっかくの食感が損なわれてしまいます。
この記事では、エリンギの魅力を最大限に引き出すための最適なゆで時間をはじめ、下準備の方法から、ゆでた後の活用レシピまで詳しくご紹介します。形状別のゆで時間の目安や、食感を自在にコントロールするコツ、さらには電子レンジを使った手軽な加熱方法も解説。この記事を読めば、あなたもエリンギ料理のレパートリーがぐっと広がること間違いなしです。
エリンギの基本的なゆで時間と下準備

エリンギを美味しくいただくためには、ゆで時間だけでなく、その前の下準備も大切です。ここでは、エリンギの風味や食感を損なわないための下処理の基本から、形状によって変わるゆで時間の目安まで、美味しく仕上げるための第一歩を解説します。
エリンギは洗う?洗わない?下処理の基本
スーパーなどで販売されているエリンギは、基本的に衛生管理の行き届いた屋内で栽培(菌床栽培)されているため、洗わずにそのまま調理して問題ありません。 きのこ類は水に濡れると風味が落ちやすく、水分を吸って水っぽくなってしまう性質があります。
もし、パックの底の土台(菌床)の一部が付いていたり、汚れが気になったりする場合は、キッチンペーパーや清潔な布巾で優しく拭き取るようにしましょう。 根元の硬い部分(石づき)がある場合は、その部分だけを薄く切り落として使います。 このように、調理前の少しの気遣いが、エリンギ本来の美味しさを引き出すことにつながります。
【形状別】エリンギのゆで時間目安(丸ごと、カット)
エリンギのゆで時間は、その切り方によって火の通り方が変わるため、調整が必要です。 一般的に、沸騰したお湯でのゆで時間は2〜3分が目安とされています。 この時間を基準に、形状に合わせて調整することで、お好みの食感に仕上げることができます。
| 切り方 | ゆで時間の目安 | 食感の特徴 | おすすめの料理 |
|---|---|---|---|
| 薄切り | 1〜2分 | しなやかで味が絡みやすい | 和え物、パスタ、炒め物 |
| 厚めの輪切り | 2〜3分 | アワビのような弾力のある食感 | ソテー、アヒージョ、煮物 |
| 手で裂く | 2〜3分 | 繊維に沿って裂くため味が染み込みやすい | 炒め物、スープ、炊き込みご飯 |
| 丸ごと | 3〜5分 | 中心まで火を通すのに時間がかかる | ステーキ、オーブン焼き(下茹でとして) |
料理の用途に合わせて切り方とゆで時間を変えることで、エリンギのポテンシャルを最大限に引き出すことができます。例えば、炒め物に使う場合は少し短めにゆでて食感を残し、スープに入れるなら少し長めにゆでて旨味を出す、といった工夫もおすすめです。
ゆでる時のお湯の量と塩の役割
エリンギをゆでる際のお湯の量は、エリンギが十分に浸るくらいのたっぷりとした量を用意しましょう。お湯が少ないと、エリンギを入れた際に温度が急激に下がり、均一に火が通りにくくなります。また、きのこ特有の香りがお湯に移りやすくなるため、たっぷりのお湯でゆでることが大切です。
ゆでる際に塩を加えるかどうかは、目的によって異なります。
- 下味をつけたい場合: 料理にしっかりとした味をつけたい場合は、お湯に対して1%程度の塩(水1リットルなら塩小さじ2程度)を加えると、エリンギにほのかな塩味がつき、味なじみが良くなります。
- 食感を良くしたい場合: 塩には、食材の細胞から水分を出す「浸透圧」という働きがあります。これにより、エリンギの水分が適度に抜け、食感が引き締まる効果が期待できます。
- 風味を活かしたい場合: エリンギ本来の繊細な風味を楽しみたい場合は、塩を入れずに真水でゆでるのがおすすめです。
塩の有無で仕上がりが変わるため、作りたい料理に合わせて使い分けるのが良いでしょう。特に、和え物やマリネなど、ゆでた後に味付けをする料理の場合は、軽く下味をつけておくと全体の味がまとまりやすくなります。
なぜエリンギをゆでるの?目的別のメリット

エリンギといえば炒め物や焼き物のイメージが強いかもしれませんが、「ゆでる」という調理法には、他の加熱方法にはない様々なメリットがあります。料理の下ごしらえから食感の調整、さらには長期保存まで、目的を知ることでエリンギ料理の幅がぐっと広がります。
料理の下ごしらえとして(味を染み込みやすくする)
エリンギを一度ゆでる(下茹でする)ことで、その後の調理がスムーズになり、料理の仕上がりが格段に良くなります。 特に、煮物や和え物を作る際には、下茹でが大きなメリットをもたらします。
まず、ゆでることでエリンギの細胞壁が壊れ、スポンジのように調味料を吸収しやすくなります。 そのため、短時間で味がしっかりと染み込み、美味しく仕上がります。例えば、炒め物を作る際も、先にエリンギをゆでておくことで、他の食材と一緒に炒めた時に味の絡みが良くなります。
さらに、ゆでることでエリンギ特有のきのこ臭が和らぎ、より食べやすくなるというメリットもあります。きのこの香りが苦手な方やお子様向けの料理を作る際には、一度ゆでてから調理に使うのがおすすめです。
食感を調整するため(プリプリ、コリコリ)
エリンギの最大の魅力は、なんといってもその独特の食感です。 そして「ゆでる」という調理法は、この食感を自在にコントロールできるという大きなメリットがあります。ゆで時間を調整することで、「プリプリ」とした柔らかい食感から、「コリコリ」とした歯ごたえのある食感まで、好みに合わせて作り分けることが可能です。
- 「プリプリ」食感を目指すなら: ゆで時間を少し長めの3〜4分に設定します。じっくり火を通すことで、エリンギが水分を含み、弾力がありながらも柔らかい、アワビのような食感に近づきます。スープや煮込み料理、あんかけなど、とろみのある料理との相性が抜群です。
- 「コリコリ」食感を楽しみたいなら: ゆで時間は短めの1〜2分がおすすめです。 沸騰したお湯でさっとゆでて冷水に取ることで、細胞が引き締まり、エリンギ本来の歯切れの良い食感を最大限に引き出すことができます。和え物やサラダ、マリネなど、食感をアクセントにしたい料理に最適です。
このように、同じエリンギでもゆで時間一つで全く異なる表情を見せてくれます。作りたい料理のイメージに合わせてゆで時間を変えるだけで、いつものエリンギ料理がワンランクアップします。
長期保存のための下処理として(冷凍保存)
エリンギは比較的日持ちするきのこですが、買いすぎてしまったり、すぐに使いきれなかったりすることもありますよね。そんな時に役立つのが、ゆでてからの冷凍保存です。 生のまま冷凍することも可能ですが、一度ゆでてから冷凍することで、いくつかのメリットがあります。
まず、ゆでて加熱することで、きのこに含まれる酵素の働きを止めることができます。これにより、冷凍中の品質劣化を防ぎ、風味や食感を長持ちさせることができます。
冷凍したゆでエリンギは、解凍せずに凍ったまま調理に使えるのが最大の利点です。 スープや味噌汁、シチューなどの汁物には、凍ったまま加えるだけでOK。炒め物やパスタに使う際も、そのままフライパンに入れて加熱調理できます。 これにより、調理時間を大幅に短縮できるため、忙しい日の食事作りに非常に役立ちます。
【ゆでてから冷凍保存する手順】
- エリンギを使いやすい大きさにカットし、さっと2分ほどゆでる。
- ザルにあげて水気をしっかりと切り、キッチンペーパーで余分な水分を拭き取る。
- 粗熱が取れたら、使いやすい量に小分けしてラップで包む。
- 冷凍用保存袋に入れ、空気を抜いて口を閉じて冷凍庫で保存する。
この方法で約1ヶ月程度の保存が可能です。
アク抜きは必要?エリンギの特性
ゴボウやタケノコなど、一部の野菜には「アク」と呼ばれるえぐみや渋みの成分が含まれており、調理前に水にさらしたり米のとぎ汁で茹でたりする「アク抜き」という下処理が必要です。 では、エリンギにアク抜きは必要なのでしょうか。
結論から言うと、エリンギにはアクがほとんど含まれていないため、アク抜きの必要はありません。 エリンギはクセが少なく、淡白な味わいが特徴のきのこです。そのため、下茹ではアク抜きのためではなく、前述したように「味を染み込みやすくする」「食感を調整する」「調理時間を短縮する」といった目的で行われるのが一般的です。
ただし、きのこ類は生や加熱が不十分な状態で食べると、アレルギーのような症状を引き起こす可能性があるとされています。 そのため、食中毒を防ぐ意味でも、必ず中心部までしっかりと火を通してから食べることが重要です。エリンギを安全に美味しく食べるためにも、ゆでる、焼く、炒めるなど、適切な加熱調理を行いましょう。
実践!エリンギの美味しいゆで方ステップ

ここからは、実際にエリンギを美味しくゆでるための具体的な手順と、食感をコントロールするコツをご紹介します。鍋を使った基本的な方法はもちろん、手軽にできる電子レンジでの加熱方法まで、分かりやすく解説していきます。
基本的なゆで方の手順(鍋、電子レンジ)
【鍋を使った基本的なゆで方】
- 下準備: エリンギの石づきを切り落とし、汚れがあればキッチンペーパーで拭き取ります。その後、料理に合わせて好きなサイズにカット、または手で裂きます。
- お湯を沸かす: 鍋にエリンギがしっかり浸かるくらいのたっぷりのお湯を沸かします。下味をつけたい場合は、ここで塩(水1リットルに対し小さじ1〜2)を加えます。
- エリンギをゆでる: 沸騰したお湯にエリンギを入れ、2〜3分を目安にゆでます。 箸で軽く混ぜながら、均一に火が通るようにします。
- 水気を切る: ゆで上がったらザルにあげて、しっかりと水気を切ります。 この時、冷水に取ると食感が引き締まりますが、温かい料理に使う場合はそのままでも構いません。
【電子レンジを使った簡単なゆで方】
鍋でお湯を沸かすのが面倒な時は、電子レンジでも手軽に加熱できます。
- 下準備: 鍋の場合と同様に、エリンギを下処理し、食べやすい大きさにします。
- 耐熱容器に入れる: カットしたエリンギを耐熱皿やシリコンスチーマーに入れ、ふんわりとラップをかけます。
- 加熱する: 電子レンジ(600W)で2〜3分加熱します。 加熱時間はエリンギの量や電子レンジの機種によって異なるため、様子を見ながら調整してください。
- 水気を切る: 加熱後は容器が熱くなっているので注意しながら取り出し、出てきた水分を軽く切ります。
電子レンジ調理は、エリンギの旨味や栄養が流れ出しにくいというメリットもあります。 手軽さや仕上がりの好みによって、鍋と電子レンジを使い分けるのがおすすめです。
食感を残す「プリプリ」に仕上げるコツ
エリンギの魅力を最大限に引き出す「プリプリ」とした食感。この食感を生み出すには、切り方とゆで方に少しのコツが必要です。まるでアワビやホタテのような弾力のある食感は、料理の主役にもなれる存在感を放ちます。
最も重要なポイントは、エリンギの繊維を断ち切るように「輪切り」にすることです。 エリンギの繊維は縦方向に走っているため、縦に裂いたり薄切りにしたりすると歯切れの良い「コリコリ」食感になります。一方、繊維に対して垂直に、少し厚め(1cm程度)の輪切りにすることで、加熱した際にプリッとした弾力のある食感が生まれるのです。
【プリプリ食感に仕上げるゆで方の手順】
- エリンギを1cm程度の厚さの輪切りにします。
- 鍋にたっぷりのお湯を沸かし、沸騰したらエリンギを入れます。
- ゆで時間は少し長めの3分を目安にします。じっくり火を通すことで、中心部まで均一に加熱され、弾力が生まれます。
- ゆで上がったらザルにあげ、水気を切ります。この時、
冷水に取らず、そのまま粗熱を取るのがポイントです。
急激に冷やすと身が硬く締まってしまうため、自然に冷ますことでプリプリ感を保つことができます。
この方法でゆでたエリンギは、バター醤油でソテーしたり、アヒージョの具材にしたり、中華風のあんかけに絡めたりするのがおすすめです。厚めに切ることで食べ応えもアップし、満足感のある一品になります。
じっくり味を含ませるための「やわらか」ゆで方
和え物や煮物など、エリンギにじっくりと味を染み込ませたい料理には、食感をプリプリ、コリコリにするのとは少し違うアプローチが有効です。ここでは、エリンギを柔らかく仕上げ、調味料が中まで浸透しやすくなる「やわらか」ゆで方のコツを紹介します。
この方法のポイントは、エリンギを手で粗く裂くことと、ゆでた後に冷水にさらさないことです。包丁で切るよりも手で裂いた方が、断面が不規則になり表面積が広がるため、味が絡みやすくなります。
【味染みを良くするやわらかゆで方の手順】
- エリンギは根元を切り落とし、手で縦方向に好みの太さに裂きます。 細く裂けば裂くほど、より味が染み込みやすくなります。
- 鍋にお湯を沸かし、沸騰したら裂いたエリンギを入れます。
- ゆで時間は標準的な2〜3分。ここで長くゆで過ぎると食感がなくなりすぎるので注意しましょう。
- ゆで上がったらザルにあげて水気を切ります。この時、冷水には取らず、ザルに広げてそのまま粗熱を取ります。温かい状態の方が、冷めていく過程で味を吸収しやすくなる「味の含ませ煮」と同じ原理です。
- エリンギがまだ温かいうちに、和え物の調味液や煮物の煮汁に加えるのが理想です。
このひと手間を加えるだけで、エリンギの内部までしっかりと味が染み込んだ、ジューシーな仕上がりになります。ナムルやおひたし、きんぴら、炊き込みご飯の具など、味を主役にしたい料理にぜひお試しください。
ゆでエリンギ活用!絶品アレンジレシピ

さっとゆでるだけで、食感も良く、味も染み込みやすくなる「ゆでエリンギ」。下ごしらえが済んでいるので、様々な料理に手軽にアレンジできます。ここでは、ゆでエリンギを使った簡単で美味しいレシピをいくつかご紹介します。作り置きにも便利なものばかりなので、ぜひレパートリーに加えてみてください。
和え物(ナムル、おひたし)
ゆでエリンギは、和え物にすることでその食感と味染みの良さを存分に楽しむことができます。作り方も非常にシンプルで、あと一品欲しい時にすぐに作れる手軽さが魅力です。
【エリンギの簡単ナムル】
ゆでて水気を切ったエリンギ(手で裂くのがおすすめ)をボウルに入れ、温かいうちにごま油、醤油、すりおろしニンニク、塩、白ごまを加えて和えるだけ。 きゅうりの千切りやもやしを加えても美味しくいただけます。冷蔵庫で少し置くと味がなじんで、より一層美味しくなります。
【エリンギと水菜のおひたし】
ゆでて食べやすい大きさに切ったエリンギと、さっとゆでた水菜を合わせ、だし汁、醤油、みりんを混ぜ合わせた調味液に浸します。冷蔵庫で30分ほど冷やせば完成。エリンギのコリコリ感と水菜のシャキシャキ感が楽しい一品です。仕上げにかつお節をかけると風味がアップします。
これらの和え物は、エリンギをゆでる際に軽く塩をしておくと、味がぼやけず、全体の味が引き締まります。
炒め物・煮物(下茹で済みで時短)
下茹でしたエリンギを使えば、炒め物や煮物の調理時間を大幅に短縮できます。 すでに火が通っているので、他の食材と合わせる際には仕上げに加えるだけでよく、煮崩れの心配も少なくなります。
【ゆでエリンギと豚肉のオイスターソース炒め】
- フライパンにごま油を熱し、豚バラ肉を炒めます。
- 豚肉の色が変わったら、パプリカやピーマンなどお好みの野菜を加えて炒め合わせます。
- 野菜に火が通ったら、下茹でしたエリンギを加えます。
- 最後にオイスターソース、醤油、酒、砂糖を混ぜ合わせた調味料を回し入れ、全体に絡めたら完成です。
エリンギに味が染み込みやすく、ご飯が進む一品です。
【ゆでエリンギと鶏肉の治部煮風】
下茹でしたエリンギは、煮物に使うと出汁をたっぷりと吸ってジューシーな仕上がりになります。
- 鍋にだし汁、醤油、みりん、酒を入れて煮立たせます。
- 一口大に切った鶏もも肉と、下茹でしたエリンギ(輪切りや乱切りがおすすめ)を加えます。
- 鶏肉に火が通ったら、水溶き片栗粉でとろみをつけます。
器に盛り付け、お好みですりおろしたわさびを添えてお召し上がりください。
スープ・汁物(旨味だしとして)
エリンギは加熱することで旨味成分であるグルタミン酸などが増すため、スープや汁物の具材としても非常に優秀です。 ゆでることでエリンギ自体の旨味がスープに溶け出し、料理全体の味を深く豊かにしてくれます。
【ゆでエリンギとわかめの中華スープ】
- 鍋に水と鶏ガラスープの素を入れて火にかけます。
- 沸騰したら、下茹でして薄切りにしたエリンギと、水で戻したわかめを加えます。
- ひと煮立ちしたら、醤油、塩、こしょうで味を調えます。
- 最後にごま油を数滴たらし、白ごまを散らせば完成です。
エリンギのプリプリとした食感と、わかめのつるりとした喉ごしが楽しい、手軽に作れる一品です。
味噌汁やコンソメスープ、クリームシチューなど、どんな種類のスープとも相性が良いので、冷蔵庫に余っているゆでエリンギを「だし」として活用するのもおすすめです。
漬け物・マリネ(作り置きに最適)
ゆでたエリンギは味が染み込みやすいため、漬け物やマリネなどの作り置きにぴったりの食材です。冷蔵庫に常備しておけば、食卓が少し寂しい時や、お酒のおつまみにもなり、大変重宝します。
【エリンギの和風だし漬け】
- 下茹でして水気を切ったエリンギ(手で裂くか、薄切り)を保存容器に入れます。
- 鍋に白だし、水、みりんを合わせてひと煮立ちさせ、粗熱を取ります。
- エリンギを入れた容器に2の漬け汁を注ぎ、お好みで輪切り唐辛子を加えます。
- 冷蔵庫で半日以上置けば味が染み込み、食べ頃です。
さっぱりとしていながら、だしの旨味がしっかりと感じられる上品な味わいです。
【カラフル野菜とエリンギの洋風マリネ】
- 輪切りにしてゆでたエリンギ、さっとゆでたパプリカやブロッコリー、生の玉ねぎスライスなどをボウルに入れます。
- オリーブオイル、酢(ワインビネガーや米酢)、砂糖、塩、こしょう、刻みパセリを混ぜ合わせてマリネ液を作ります。
- 1のボウルにマリネ液を加えて全体をよく和え、冷蔵庫で1時間以上冷やして味をなじませます。
見た目も華やかで、箸休めにぴったり。エリンギのプリッとした食感がアクセントになります。
ゆでる以外の調理法との比較

エリンギは「ゆでる」以外にも、「焼く」「炒める」「蒸す」「揚げる」など、様々な調理法で美味しく食べられる万能きのこです。ここでは、それぞれの調理法の特徴と、「ゆでる」調理法との違いを比較し、どのような料理にどの調理法が向いているのかを解説します。
「焼く」:香ばしさと食感の王道
エリンギの最もポピュラーな調理法の一つが「焼く」です。グリルやフライパンで焼くことで、エリンギの水分が適度に飛び、旨味が凝縮されるのが最大の特徴です。 表面に焼き色がつくことで生まれる香ばしい香りは食欲をそそり、エリンギ本来の風味を強く感じることができます。
- 食感: 表面はカリッと、中はジューシーで弾力のある食感に仕上がります。特に縦に厚くスライスして焼くと、まるでお肉のような食べ応えになります。
- ゆでるとの比較: 「ゆでる」調理法が水分を加えてしっとりさせるのに対し、「焼く」は水分を飛ばして旨味を凝縮させます。ゆでエリンギが「プリプリ」なら、焼きエリンギは「コリコリ」「ジューシー」といった表現が合います。
- おすすめの料理: シンプルに塩こしょうやバター醤油で味付けするステーキ、串焼き、ホイル焼き、他の野菜とのグリルなど。
「炒める」:手軽で他の食材との相性も抜群
「炒める」は、手早く調理ができ、様々な食材や調味料と組み合わせやすいのが魅力です。 油でコーティングされることで、エリンギの旨味や栄養が閉じ込められやすいというメリットがあります。また、油との相性が非常に良いため、コクと風味が加わり、満足感のある一品に仕上がります。
- 食感: 短時間でさっと炒めればシャキッとした歯ごたえが残り、じっくり炒めればしんなりと柔らかくなります。切り方によっても食感が大きく変わります。
- ゆでるとの比較: 「ゆでる」よりも高温で短時間で加熱するため、食感を残しやすいのが特徴です。下茹でしてから炒めると、味が染み込みやすくなるという両方の利点を活かすこともできます。
- おすすめの料理: 野菜炒め、パスタの具、バターソテー、中華風の炒め物など、日常的な料理全般。
手軽さと応用範囲の広さでいえば、最も万能な調理法かもしれません。
「蒸す」:旨味を閉じ込めるヘルシー調理
「蒸す」は、水蒸気の熱でじっくりと火を通す調理法です。食材が直接お湯に触れないため、栄養素や旨味成分が流れ出しにくいのが最大のメリットです。 油を使わないため非常にヘルシーで、エリンギ本来の繊細な風味や自然な甘みを味わうことができます。
- 食感: 全体的に均一に熱が加わるため、しっとりと柔らかく、それでいてプリッとした弾力のある食感に仕上がります。
- ゆでるとの比較: 「ゆでる」と「蒸す」はどちらも水分を使った加熱法ですが、旨味の保持力では「蒸す」に軍配が上がります。ゆでる場合はスープごと飲むなどの工夫が必要ですが、蒸す場合はそのままで旨味を逃しません。
- おすすめの料理: 豚肉などと一緒に蒸すせいろ蒸し、電子レンジを使った簡単蒸し、茶碗蒸しの具、ポン酢やごまだれで食べる温野菜サラダなど。
素材の味をシンプルに楽しみたい時や、健康を意識した食事をしたい時に最適な調理法です。
「揚げる」:ジューシーさがたまらない
エリンギを高温の油で揚げることで、他の調理法では味わえない特別な美味しさが生まれます。衣で旨味がコーティングされ、短時間で一気に加熱されるため、外はサクサク、中は驚くほどジューシーに仕上がります。
- 食感: 衣のクリスピーな食感と、加熱されて水分が凝縮したエリンギのジューシーな食感のコントラストが楽しめます。特に厚めに切ったエリンギを揚げると、噛んだ瞬間に旨味エキスが口の中に広がります。
- ゆでるとの比較: 「ゆでる」が水分を加える調理法であるのに対し、「揚げる」は食材の水分を油と置き換えるようなイメージです。カロリーは高くなりますが、その分、満足感と特別感は格別です。
- おすすめの料理: 天ぷら、フリッター、唐揚げ風、素揚げにしてサラダのトッピングにするなど。
少し手間はかかりますが、おもてなし料理や特別な日のメニューとして取り入れると、喜ばれること間違いなしの調理法です。
エリンギのゆで時間をマスターして料理の幅を広げよう

この記事では、エリンギの最適なゆで時間を中心に、下準備からアレンジレシピ、さらには他の調理法との比較まで、幅広く解説してきました。
エリンギのゆで時間は2〜3分が基本ですが、切り方や目指す食感によって1〜5分と調整することで、料理の仕上がりが大きく変わります。 「プリプリ」食感なら厚めの輪切りで少し長めに、「コリコリ」食感なら薄切りや手で裂いて短時間でゆで上げるのがコツです。
また、エリンギをゆでることには、味を染み込みやすくする、調理時間を短縮する、冷凍保存に適するなど、多くのメリットがあります。 アク抜きは不要で、鍋だけでなく電子レンジでも手軽に加熱できるのも嬉しいポイントです。
ゆでエリンギは、和え物やスープ、炒め物など、様々な料理に活用できます。ゆでるだけでなく、焼く、炒める、蒸すといった他の調理法の特徴も理解することで、エリンギという食材のポテンシャルを最大限に引き出すことができます。
今回の内容を参考に、ぜひ日々の食卓でエリンギの様々な表情を楽しんでみてください。



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